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フォーミュラE:大手半導体メーカーのルネサス、マヒンドラのテクノロジー・パートナーに

2017年12月01日 11:12  AUTOSPORT web

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2017/18年のフォーミュラEに参戦するマヒンドラ
大手半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスが、フォーミュラEに参戦しているマヒンドラ・フォーミュラEのオフィシャル・テクノロジー・パートナーに就任した。またマヒンドラとは戦略的提携関係を構築する。

 インドの電気自動車業界をリードするマヒンドラはフォーミュラE創立初年度からシリーズに参戦しているチーム。2016/17年シリーズでは計10度の表彰台を獲得している。

 チームのオフィシャル・テクノロジー・パートナーに就いたルネサスは、車載半導体サプライヤーの大手でもあり、EVを自動車事業の注力分野のひとつに位置づけている。

 両社は12月2~3日に開幕する2017/18年のフォーミュラEから共闘していくほか、EV開発の面でも提携。インドなど新興市場向けのEV、パワートレイン、ADAS(先進運転支援システム)などの開発・製造に向けて提携関係を拡大していくという。

 マヒンドラ・フォーミュラEのチェアマンを務めるパワン・ゴエンカは「フォーミュラE選手権シーズン4の開幕にあたり、ルネサスをマヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームの主要なテクニカル・パートナーとして迎えることを大変うれしく思う」と語った。

「フォーミュラEはマヒンドラのEV技術・ノウハウの発展に資するものであり、また、今回のルネサスとの戦略的提携により、EV技術の開発は加速すると考えている」

「ルネサスと提携することで、同社の車載半導体での知見を活かして、マヒンドラのフォーミュラE選手権でのポジションを押し上げ、急成長中のインドEV市場において引き続きパイオニア的存在たり得ることを期待している」

 ルネサスの大村隆司執行役員常務も次のように述べている。

「インドはルネサスが注力する市場のひとつであり、特にEV分野を中心に、今後の事業拡大が期待されます。インド政府は2030年までに、インドで販売される全自動車をEVのみに制限する政策を発表しており、今後インドのEVとしては膨大な市場機会が広がっています」

「マヒンドラとの今回の提携を通じて、ルネサスは卓越した設計技術をオープンで包括的なプラットフォームである“Renesas autonomy”に搭載し、インド市場に提供できることをうれしく思っています」

「マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームのスポンサーとなることも非常に光栄であり、当社の先進的な半導体技術によって、マヒンドラのEVの性能やレーシング・チームのパフォーマンスの引き上げに貢献したいと考えています」