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Kis-My-Ft2は“型を突破”する時を迎えている? 「赤い果実」パフォーマンスから読み解く

2017年12月01日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 Kis-My-Ft2が今夜12月1日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演する。披露するのは、11月29日にリリースされた最新シングルの「赤い果実」だ。玉森裕太主演のドラマ『重要参考人探偵』(テレビ朝日系) の主題歌としてもすでに視聴者から親しまれており、デイリー CDシングルランキング(2017年11月28日付)で1位を獲得、 初日売上は12万枚超と前作を大きく上回る好スタートを切った。本作から見るKis-My-Ft2の現在、そして今夜の見どころについて芸能ライターの佐藤結衣氏に聞いた。


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「『赤い果実』はこれまでにないミステリアスでダークなメロディは、ここからKis-My-Ft2がさらに大人の男性グループとして、進化を遂げていく決意表明にも聞こえます。Kis-My-Ft2といえば、“打てば響く”アイドル。デビュー前には、光GENJIのトレードマークだったローラースケートを習得し、デビュー後はSMAPが開拓したバラエティやドラマ、舞台など、マルチな活躍にならうように幅広く活躍。 教えを素直に受け入れ、そして着実に成長してきました。その中には、『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)に代表される、一般視聴者の声も。もちろん、ずっと応援し続けてきたファンの言葉も、彼らを奮い立たせてきたことでしょう。Kis-My-Ft2が結成されてデビューするまで約7年、デビューから7年目。通算20枚目となる節目のシングルで、ある種のターニングポイントを迎えているのではないでしょうか。日本には“守破離”と言われるスキルの成長を3段階で表す言葉があります。師匠の教えを“守”る、師匠の型を“突破”して自分なりに改良する、師匠のもとを“離”れて新しい道をつくる……Kis-My-Ft2はいよいよ型を突破していくタイミングにきたのかもしれません」


 「赤い果実」はMVも、音楽を楽しむことを禁止された世界で、囚われの身となった歌うたいの7人を描いた舞台テイストの仕上がりなのが新鮮だ。テレビで披露される、手錠をつけて踊る“鎖ダンス”は、その世界観と連動している。


「7人が鎖につながれた状態で踊る姿は非常にインパクトがありますが、その見た目以上に絶妙な距離感を保ってフォーメーションチェンジをしていくチームワークの良さに目を見張ります。ランダムに見える立ち位置も、実は北斗七星の形になっているというのもドラマチック。冬の夜空に輝く北斗七星は、北の方向を見定めるのに欠かせない星座です。目指すべき方向性は見失わずに、これまでの型(鎖)を突破し、スピード感溢れるキレのあるダンスを踊る。その様からは、“ジャニーズアイドルっぽさ”という大枠から一歩踏み出した“キスマイらしさ”の確立を感じさせます。7人だからできること、7人にしかできないことが明確になり、これまで培ってきたものを昇華させていく。そんなKis-My-Ft2の力強い眼差しを、今夜のライブで感じられるのではないでしょうか。そして、またチャレンジングな楽曲を通じて、ファンの言葉に耳を傾けていくはず。期待を寄せるほどに伸びしろを見せてくれる、それがKis-My-Ft2を応援していく面白さだと思います」


 一つひとつの声に真摯に応えてきたKis-My-Ft2。今夜、“7人の歌うたい”の勇姿を見届けたい。(竹上尋子)