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『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』石橋静河、各新人賞受賞の喜びを明かす

2017年11月30日 19:22  リアルサウンド

リアルサウンド

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 Blu-ray&DVDが現在発売中の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』より、主演を務めた石橋静河のコメントが公開された。


参考:石橋静河、東京国際映画祭“東京ジェムストーン賞”受賞 「本当にうれしく思います」


 本作は、最果タヒの同名詩集が原作の恋愛映画。言葉にできない不安や孤独を抱えながら、夜はガールズバーで働く看護師の美香と、常に死の気配を感じながらもどこかに希望を見出そうとする、工事現場で日雇いの仕事をする青年・慎二の関係を描き出す。美香を演じる石橋と慎二を演じる池松壮亮がW主演を務めるほか、共演には、田中哲司、松田龍平、市川実日子、佐藤玲、三浦貴大らが名を連ねる。


 11月19日に発表された第9回TAMA映画賞では、最優秀作品賞 (石井裕也監督)、最優秀男優賞(池松壮亮)、最優秀新進女優賞(石橋静河)を受賞。本作で映画初主演を務めた石橋は、第30回東京国際映画祭東京ジェムストーン賞、第41回山路ふみ子映画賞新人女優賞など数々の映画賞に輝いている。


 立て続けに賞を受賞している現在の状況について、石橋は「感謝の気持ちでいっぱいです。『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の撮影時は初めてのことばかりでしたが、いろいろな方に映画を観ていただいて、このような賞もいただくことができて、それはまったく想像もしていなかったことでした。本当にうれしいです。ただ毎日必死に監督の言うことを理解しようと思ってやっていただけだったので、すごくうれしいです」と撮影時を振り返る。


 W主演を務めた池松壮亮との共演については、「一番大きいのは映画に対する姿勢というのか、これにかけるという腹の決め方がかっこいいなと思いました。監督も似ていて、命を捨てにいくように仕事をしていました。同じようにはできなかったとしても、わたしも覚悟をもってこれからもやりたいなと思います」と池松、石井監督から多大な影響を受けたことを明かす。


 今後の女優活動については「自分の頭で考えるだけではなくて、自分の体と心を使ってどこまで表現できるかということを知りたいと思いました。だから不安だとか恥ずかしいとか思っている場合ではないと思っています」と語り、「自意識の中でわかっていない自分の弱さや強さなど、眠っていることがたくさんあるんじゃないかと思っていて、そういうものを全部さらけ出して役柄に取り組める女優になりたいなと思います」と力強いコメントを寄せた。


 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』Blu-ray・DVD特別版には、メイキングやイベント集を収録した特典DISCが付属されるほか、封入特典として特別ブックレットが封入されている。(リアルサウンド編集部)