フォーミュラE：メルセデス系ドライバー擁するベンチュリ、2017／18年からHWAと協力

フォーミュラEに参戦しているベンチュリ・フォーミュラEは11月30日、12月2～3日に開幕する2017／18年シーズンからHWA AGとテクニカルパートナーシップを結んだことを発表した。

　1998年にメルセデスAMGから派生する形で誕生したHWA。DTMドイツツーリングカー選手権にメルセデス陣営の一角として参戦したほか、F3向けのエンジンを製作するなど、主にレース活動を行っている。

　そんなHWAがモナコに拠点を構えるベンチュリと提携。第4シーズンにあたる2017／18年からテクニカルサポートを行うこととなった。

　ベンチュリのチーム代表を務めるギルド・パランカ・パストールは「ベンチュリはHWAと手を取り合うことで、これまで以上に強力な存在になる」と述べた。

　また、DTMでメルセデスC63 DTMをドライブし、フォーミュラEにはベンチュリから参戦するマーロ・エンゲルは「去年よりマシンの感触は良くなっている。信頼性の問題を解決できれば、全戦でポイントを獲得できるはずだ」と期待を示している。

「表彰台を獲得できればと思うけど、チームとして最終的には優勝を望んでいるよ」

　なお、エンゲルのチームメイトであるエドアルド・モルタラもメルセデスからDTMに参戦するメルセデス系ドライバー。そしてHWAの親会社にあたるメルセデスは2019／20年からフォーミュラEに参戦することを発表済みだ。

　HWAとベンチュリの共闘初戦となる2017／18年フォーミュラE開幕戦は12月2～3日、香港で行われる。