F1のチャンピオンは“カーナンバー1”を使用するのが伝統となっており、ルイス・ハミルトンは来シーズン、このナンバーを使うよう迫られている。しかし、ハミルトンはこれを受け入れるつもりはないようだ。
過去数年、ドライバーは個人で固定のナンバーを選ぶことが認められており、チャンピオンが“ナンバー1”を使わずにいることも可能となっている。2017年は、前年度チャンピオンのニコ・ロズベルグがオフシーズン中に引退したため、カーナンバー1を使用できるドライバーはいなかった。
ハミルトンは自身のナンバーである“44”にこだわりを持っており、4度の世界チャンピオンである彼は、この数字を中心に自身のブランドを築き上げてきた。多少の取り組みを行えば変更を望む声に応えることもできるが、彼は“44”を永久に使うことを希望している。
ハミルトンはブラジルのGloboに「僕のエンジニアや他の一部の人たちは、変更を望んでいる」と語り、以下のように続けた。
「彼らはマシンに“1”を付けさせようとしているけれど、僕には変えるつもりはない。“44”は個人的なものなんだ。誰にだってラッキーナンバーはある」
「もしかしたら“44”にどうにかして“1”を絡ませるとか、そういうやり方を考えることはできるかもしれない」
「でも実際のところ、“ナンバー1”というのがあまりすきになれないんだ。“1”は過去に他のドライバーも使ってきたけれど、“44”は僕だけのものだから」