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「選ぶのが難しい」本命なき2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー。10ベストカー試乗会でズバリ、聞きました

2017年11月29日 22:22  AUTOSPORT web

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スーパーGT500クラスでも同じみのレクサスLC500も、2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーに選出された
自動車雑誌が中心となって、年間を通してもっとも優秀な市販車に贈られる自動車賞、2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー。その10ベストカー試乗会が11月29日、富士スピードウェイで行われた。今回の日本カー・オブ・ザ・イヤーはどのクルマが選ばれるのか。

 ノミネートされた約30車種から一次選考によって上位10台に絞られた、今回の日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考の候補車。まずは、ラインアップは以下のとおり。

■10ベストカー(主催者発表順)
・スズキ スイフトシリーズ
・トヨタ カムリ
・レクサス LC
・ホンダ N-BOX/N-BOX カスタム
・マツダ CX-5
・アルファロメオ ジュリア
・BMW 5 シリーズセダン/ツーリング
・シトロエン C3
・ボルボ XC60
・フォルクスワーゲン ティグアン

 軽自動車から高級スポーツカー、そして昨今人気のSUVと、バラエティに富んだ最終選考候補車となった。

 もちろん、本来ならばこの中にニッサンの新型リーフ、そしてスバルの新型インプレッサが本命候補として入る可能性が高かったが、両社とも資格のない従業員が完成車両を検査していた不正問題の発覚によって、今回の日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考を辞退。そのため、本命なき状況となっている。

 その中でどのクルマが選ばれるのか。11月29日にその10台を選考委員が試乗する「10ベストカー試乗会」で聞いた。

 モータースポーツではトヨタ関連のイベントのMCなどでお馴染みの今井優杏さんに聞いたところ、「選ばれた10台を見て、とてもバランスがいいなと思いました。インポートカー、軽、SUVとセグメントも分かれていて、それぞれのキャラクターが立っている。エンターテイメント性が高いなと感じました」と、全体の感想を話す今井さん。

 今井さんと言えば、モータースポーツではトヨタのイメージが強いが、「日本カー・オブ・ザ・イヤーに関してはどのメーカーも公平に見ていますし、フラットな立場で選考しています」ときっぱり。では、ズバリ、気になったクルマは?

「N-BOXは小さいながらもクルマとしての演出がすごくいいですし、シトロエン C3もすごくいい・・・今回は選ぶのが難しいです」と、悩みながら、本命なき状況を語った。

 今井さんだけでなく、話を聞いた現場の報道関係者の推しの1台はバラバラで、「今年は読めない」「分からない」の声がほとんど。かなりの混戦状況になっている。

 ちなみに、直近5回の日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車両は以下のとおり。

・2012-2013「マツダ CX-5」
・2013-2014「フォルクスワーゲン ゴルフ」
・2014-2015「マツダ デミオ」
・2015-2016「マツダ ロードスター」
・2016-2017「スバル インプレッサスポーツ/G4」

 最終選考会は12月11日に行われ、その日に発表される。クルマ自体の完成度の高さ、そして時代性など、今年を代表するのはどのクルマになるのか。本命不在の今回の日本カー・オブ・ザ・イヤー、いつになく興味深い展開になっている。

 詳細をご覧になりたい方は以下の公式ページでご確認下さい。http://www.jcoty.org/
日本カー・オブ・ザ・イヤー公式ページ