インディカー・シリーズなどに参戦するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)は、2018年末にスタートする電動ワンメイクレース『ジャガーI-PACE eトロフィー』への参戦を表明した。
2018/19年からフォーミュラEのサポートレースとして開催されるジャガーI-PACE eトロフィーは、ジャガーが2018年下期に発売を予定している電気自動車のI-PACEをベースとした電動レーシングカーで争われるシリーズだ。
同社は、これを「市販電気自動車による初めてのレースカテゴリー」と位置づけており、初年度は20台を供給する予定。
レイホール・レターマン・ラニガンは、この新シリーズへの参入を表明した最初のチームとなる。
ジャガー・レーシングでチームディレクターを務めるジェームズ・バークレーは「eトロフィーの開催をアナウンスしてから、多くのチームやドライバーから前向きな反応を得られた」と明かしている。
「シリーズを成長させていくために、レジェンドドライバーであるボビー・レイホールが率いるチームを、ジャガーI-PACE eトロフィーに迎えられることは、間違いなく素晴らしいことだ」
「シリーズは確固たる地位を築きはじめており、今後数カ月以内にさらなる参入チームをアナウンスできるだろう」
チームプリンシパルのボビー・レイホールも「モータースポーツに革新は不可欠であり、電気自動車レースは私たちの将来に不可欠だ。だから、我々RLLにとって(eトロフィー参戦は)絶好のチャンスだった」と語った。
「ジャガーのように電気自動車界をリードする企業とともに戦えることを誇りに思う。シリーズ開幕までは、かなり時間があるが戦いを楽しみにしているよ」
「モータースポーツ界において、電動という概念は比較的新しいものだが、レースで培った技術を市販車へ転用するという面で、技術進歩の最前線にいることはエキサイティングなことだ」
「一般のユーザーにより多くの選択肢を提供できるよう、電気自動車の開発に貢献できることもうれしいね」
なお、現時点ではドライバーなどの具体的な体制は明かされていない。