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将来のF1エンジンルールを注視するイルモア「F1に参入するには財政支援が必要」

2017年11月29日 18:02  AUTOSPORT web

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イルモアの共同創設者であるマリオ・イリエン(真ん中)
イルモアの共同創設者で名エンジニアのマリオ・イリエンは、イルモアがF1に独立系エンジンマニュファクチャラーとして参入するには、大きな財政的支援が必要だと述べている。 

 1990年代にメルセデスと提携し、マクラーレンのエンジンビルダーを務めたイリエンは、F1の将来のエンジンプラットフォームを前向きに見ているが、近い将来イルモアをF1に参入させることは考えていないという。

「大筋ではF1は正しい方向に進んでいる。テクノロジーはよりシンプルかつ安価であるべきだ」とイリエンはAuto Motor und Sport誌に語った。

「だがプライベートマニュファクチャラーとして、我々は外部の支援なしにF1に参入することはできない」

「インディカーのようなビジネスモデルをF1で展開することはできないだろう。おそらくカスタマーは1、2チームだけだろうからね。もし1チームでも支払いをできなくなったら、それで終わりなんだ。だからスポンサーなしに、我々だけではF1エンジンを作ることはできない」