イルモアの共同創設者で名エンジニアのマリオ・イリエンは、イルモアがF1に独立系エンジンマニュファクチャラーとして参入するには、大きな財政的支援が必要だと述べている。
1990年代にメルセデスと提携し、マクラーレンのエンジンビルダーを務めたイリエンは、F1の将来のエンジンプラットフォームを前向きに見ているが、近い将来イルモアをF1に参入させることは考えていないという。
「大筋ではF1は正しい方向に進んでいる。テクノロジーはよりシンプルかつ安価であるべきだ」とイリエンはAuto Motor und Sport誌に語った。
「だがプライベートマニュファクチャラーとして、我々は外部の支援なしにF1に参入することはできない」
「インディカーのようなビジネスモデルをF1で展開することはできないだろう。おそらくカスタマーは1、2チームだけだろうからね。もし1チームでも支払いをできなくなったら、それで終わりなんだ。だからスポンサーなしに、我々だけではF1エンジンを作ることはできない」