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ポルシェ、ユース育成プログラムを拡張。2018年は6名を支援

2017年11月29日 15:42  AUTOSPORT web

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2018年、ポルシェはユース育成プログラムを拡張する
プレスインフォメーション 2017年11月29日

ポルシェがユース育成プログラムを拡張
 ドイツ. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)は、モータースポーツにおいて成功を収めているユース育成プログラムを拡張し、2018年には国際格式のGT レースにおいて4名のヤングプロフェッショナルを支援します。2名のポルシェ ジュニアは、F1レースと同時開催されるポルシェ・モービル1スーパーカップにおいて、プロのレーシングドライバートレーニングを受けます。

 デニス・オルセン(ノルウェー)とマット・キャンベル(オーストラリア)は、ポルシェ ヤングプロフェッショナルとして今後、国際格式のGTレースにおいて支援を受けます。ポルシェ ヤングプロフェッショナルのチームには、マッテオ・カイローリ(イタリア)とマシュー・ジャミネ(フランス)も含まれます。オーストリアのトーマス・プライニングは、ポルシェ カレラカップ ドイツからポルシェ・モービル1スーパーカップにステップアップし、そこでポルシェ ジュニアとしての支援を受けることとなります。ポルシェ モータースポーツは、新人のポルシェ ジュニアとしてジュリアン・アンロエアも支援します。国際選考会を通過したアンロエアは2018年のポルシェ・モービル1スーパーカップに参戦します。ポルシェ・モータースポーツ/GTカー担当副社長のフランク=シュテファン・ヴァリサー博士は「ポルシェの若いレースドライバーは全員、2017年に大きな成長を遂げました。特にワンメイクカップは、ポルシェ ジュニアのための絶好の登竜門になることが実証されました」と述べました。

デニス・オルセン
 オルセン(21歳)は、2017年ポルシェ カレラカップ ドイツでタイトルを獲得しました。ノルウェーのヴォーレル出身の彼は、コンラッド・モータースポーツチームから出場し、6回のレース優勝とともに、シーズン中に14レースに参戦して12回の表彰台を獲得する高い水準にあることを示しました。オルセンはヴァルター・レヒナー・レーシングチームから国際的なポルシェ・モービル1スーパーカップにも出場し、才能を実証しています。英国の伝説的サーキットのシルバーストーンの優勝とスパ・フランコルシャン(ベルギー)のダブル優勝も飾り、選手権2位でシーズンを終えて、トップルーキーの座につきました。ポルシェ ジュニアとして2年間の支援を受けてきたオルセンは、2018年のポルシェ ヤングプロフェッショナルとして国際格式のGTカスタマーレースに出場します。

マット・キャンベル
 キャンベル(22歳)は、2017年にポルシェ・モービル1スーパーカップでデビューし、欧州モータースポーツへの初出場を果たしました。ウォリック(オーストラリア、クイーンズランド州)出身の彼は、それ以前には、シングルシーターでレースに出場し、オーストラリアのポルシェ ワンメイクカップにも参加していました。ファッハ・オートテックチームからポルシェ・モービル1スーパーカップに参戦したキャンベルは、ルーキーの2位を獲得し、11レースに出場して総合ランク3位でシーズンを終えました。ポルシェ ジュニアの彼はシュピールベルク(オーストリア)、モンツァ(イタリア)、メキシコシティのダブルヘッダー連続優勝という4つの優勝を飾りました。ポルシェ ヤングプロフェッショナルへの昇格の準備が完了したことを示します。

マッテオ・カイローリ
 ポルシェ モータースポーツは、2018年のポルシェ ヤングプロフェッショナルとしてカイローリ(21歳)も支援します。イタリアのコモ出身の彼は、2017年シーズンにポルシェ カスタマーチームのデンプシー・プロトン・レーシングから2015年モデルのポルシェ911 RSRを駆り、FIA世界耐久トロフィーの2位を飾りました。ニュルブルクリンクとメキシコシティのGTE-Amクラスで優勝し、ル・マン24時間レースはクラス6位でした。アラブ首長国連邦で最も有名なドバイ24時間レースでは、マンタイレーシングから出場して堂々の2位を獲得しました。

マシュー・ジャミネ
 ポルシェ ヤングプロフェッショナルの最後がマシュー・ジャミネ(23歳)です。フランスのヴォワピー出身の彼は、KÜSチーム75ベルンハルトのADAC GTマスターズにラインナップされました。ポルシェ911 GT3 Rを駆るジャミネは、オシェルスレーベンでチェッカーフラッグを受けた後、ニュルブルクリンクで2位を飾りました。彼は、GMGレーシングチームからピレリ ワ-ルドチャレンジの選抜レースにも出場しました。また、ポルシェ911 GT3 Rでユタ・モータースポーツキャンパス(ユタ州)とサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(テキサス州)のレースでGT-X Pro-Amクラスの優勝も飾りました。アレグラ・モータースポーツからIMSAウェザーテックスポーツカー選手権への初出場も果しています。

トーマス・プライニング
 トーマス・プライニング(19歳)もモータースポーツの世界でステップアップして2018年ポルシェ・モービル1スーパーカップに出場します。昇格の報奨としてポルシェ モータースポーツから225,000ユーロの資金援助を受けます。プライニングは、GTレーシングカーで2017年ポルシェ カレラカップ ドイツへの初出場を果しました。ポルシェ ジュニアの彼はホッケンハイムリンク(バーデン=ヴュルテンベルク州)の最終レースで優勝を飾り、ノリスリンクで3位を獲得しました。コンラッド・モータースポーツチームから出場し、ルーキーの2位を獲得しました。プライニングは、FIA世界耐久選手権(WEC)のニュルブルクリンク戦と同時に開催されたポルシェ カレラカップ ドイツの招待レースでも優勝を飾っています。2017年に、ブダペスト、モンツァ、メキシコのポルシェ・モービル1スーパーカップに初参加し、エルマノス・ロドリゲス・サーキット(メキシコ)の5位が最高の結果でした。

ジュリアン・アンロエア
 ジュリアン・アンロエア(18歳)も2018年にポルシェ モータースポーツから包括的なサポートを受けます。新人のポルシェ ジュニアとして、ポルシェ・モービル1スーパーカップで225,000ユーロの資金援助を得ます。サント=フォワ=レ=リヨン出身の彼は2017年ポルシェ カレラカップ フランスで7勝を飾りました。この成功によって、ラウシッツリンクで開催された国内ワンメイクカップによる2日間の選考会への参加にノミネートされました。ここで彼は8カ国からの候補者の中からポルシェ・モービル1スーパーカップへの支援を獲得しました。アンロエアはメキコシティのシーズン最後の国際ワンメイクカップでデビューを飾っています。予選6位、決勝は5位でした。