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アライア監修 "最初で最後の"レザーグッズストアが阪急うめだ本店に

2017年11月29日 12:33  Fashionsnap.com

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「アライア(Alaïa)」の日本初となるポップアップストアが11月29日、阪急うめだ本店にオープンした。「客単価は50万円、売り上げの80%が服」という8月に同館にオープンした国内1号店に伴うイベントで、ブランドの代表作「ヴィエンヌ」や「アラベスク」といったアクセサリーシリーズにフォーカスする。会期は12月5日まで。

 ポップアップストアは、今月逝去したデザイナーのアズディン・アライア(Azzedine Alaia)が監修。本人が携わったポップアップストアとしては今回が日本では最初で最後の機会となった。ペタルモチーフというカットワークを踏襲した壁とコンクリート調のフロアは5階のショップと連動する作りで、パリから空輸されたマネキンや什器を並べるなど、妥協のものづくりを続けてきたアズディン・アライアの姿勢が反映されている。
 2017年秋冬シーズンのレザーグッズにフォーカスしたイベントだが、ウエアも一部展開。アライアの代名詞として知られる"ボディコン(=ボディ・コンシャス)"スタイルをベースに作られたドレスは、着心地と物持ちの良さに定評があり遠方からの来店もあるという。レザーグッズはペタルモチーフと呼ばれる花弁のようなカットワークが象徴的なビエンヌや丸みのある小さなスタッズで模様を描くアラベスクといった定番シリーズをバリエーション豊富に展開。全てイタリアメイドで世界最高峰と言われるレザーのみを使用しており、エッジが効いていながらも上質でタイムレスなコレクションだ。
 阪急うめだ本店の直営店は、パリの旗艦店2店舗に続く世界3店舗目。ドレスは40万円~、バッグは20~30万円といったハイプライスだが「買い物時間は20分ほどで、値段を見ないで購入していく方もいる」という。2018年にはロンドンへの出店やデザイン・ミュージアムでの展覧会の開催も決定している。アズディン・アライアが手がけた最後のコレクションが年明けから店頭に並ぶことも合わせて、アライアムードが高まりそうだ。

■「アライア」ポップアップストア場所:阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11会期:11月29日(水)~12月5日(火)