トップへ

トランプ大統領、女性蔑視発言テープで謝罪も今になって「あれはフェイク」

2017年11月29日 10:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

トランプ大統領、謝罪したはずが…(画像は『President Donald J. Trump 2017年10月26日付Instagram「Interview with Lou Dobbs coming up at 7pmE on Fox Business. Enjoy!」』のスクリーンショット)
米大統領選挙を前に、女性に関する非常に猥褻な発言を連発したテープをメディアによって公開されたドナルド・トランプ氏。その後本人が発言内容について謝罪したのだが、裏では今でも「自分じゃない」「あれはフェイクだ」と自分の発言であることを否定しているという。

「あの女をやろうとして失敗した。既婚者だったんだ。」
「俺は美人を見ると自動的に惹かれちまうのさ。キスをし始めるってわけだ、まるで磁石のようにな。俺は待たない。スターなら、女はやらせてくれるのさ。何だってできるんだ。アソコをつかんでな。」

2005年のものとされる、下品極まりないドナルド・トランプ氏のこれら発言。それがリークした昨年、現在の大統領補佐官で同氏の愛娘でもあるイヴァンカは、「気分を害した人がいるならすまない」といった軽い謝罪でスルーしようとした父に激怒、目に涙をためその場を立ち去ったとされている。

その後、周囲のアドバイスもありトランプ氏は「今となって後悔している言動もある」としたうえで、以下のように謝罪していた。

「私を知っている人間になら分かるでしょう。このような言葉は本当の私を表してはいないのです。」
「とにかく私が間違っていたし、謝罪します。」
「明日にはもっと良い人間になると誓うし、皆さんを決してガッカリさせません。」

そしてアメリカ大統領に選ばれ国のリーダーになったトランプ氏だが、今では「下品な発言の主は私ではない」と否定しているもよう。『The New York Times』によると、トランプ大統領は今年に入ってある上院議員に「あのテープは本物じゃない」と発言。最近も関係者に「本物ではない」と述べたという。

謝罪時には自分の声と認めたはずのトランプ大統領。にもかかわらず今になって内輪では否定しているというから、往生際が悪いと言える。フェイクならば謝罪する意味などなかったはずだが、同氏にはそれが分からなかったのであろうか。

画像は『President Donald J. Trump 2017年10月26日付Instagram「Interview with Lou Dobbs coming up at 7pmE on Fox Business. Enjoy!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)