マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、2017年のシーズン前半で期待されたレベルのパフォーマンスが出せずに苦しみ、自信が揺らいだ時もあったと打ち明けた。
バンドーンは初めてのF1フル参戦となった今シーズン、開幕から数カ月にわたり信頼性の問題に悩まされた。ホンダから競争力と信頼性の高いパワーユニットが供給されなかったためだ。
だが同時に、25歳のバンドーンのドライビングに対するアプローチも疑問視された。そのためバンドーンは、自身のF1への適応方法について再考し、エンジニアとより密接に作業をすることを迫られた。
ベルギーの日刊紙から2017年に何を学んだかと尋ねられたバンドーンは、「自分の能力は絶対に疑うべきではない、ということだ」と答え、さらにこう続けた。
「何があっても揺るがない自信を持つ必要がある。問題に悩まされた最初の数カ月間は、自信が揺らいだ時もあった。だけど僕は、ひと冬の間に自分の能力が完全に無くなることなんてあり得ない、と自分自身に言い聞かせたんだ」
バンドーンは、こうした葛藤を経て自分はより良いドライバーになったと語っている。
「そのおかげで僕は強くなれた。今後の自分のキャリアのためにも、優勝を争うようなマシンに乗る日のためにもね」
「困難な問題のすべてから、僕は対処の仕方や解決方法の見つけ方など多くのことを学んだんだ」