11月27日、フランス・パリのパリ旧証券取引所でSROモータースポーツグループによる25周年記念イベント『25 years of GT Racing』が行われ、このなかで2018年にプロアマドライバーよる世界一決定戦『GT3カップ・オブ・ネーションズ』を開催する意向が明かされた。
SROは1992年6月にGTカーレースを初開催、2017年はそこから25周年という節目の年にあたる。四半世紀におよぶ歴史を祝福するイベントには、FIA GTやGT1をはじめ、最新のGT3、GT4カーまでが一堂に会した。
イベントでは800人のゲストの前でブランパンGTシリーズやブランパンGTアジア、インターコンチネンタルGTチャレンジなどのチャンピオンが表彰されたほか、フレンチカンカンなどのショーも行われている。
このイベントに先立って行われたプレスカンファレンスで、SROのステファン・ラテル代表は、プロアマクラスのドライバーによるGT3カーの頂上決定戦『GT3カップ・オブ・ネーションズ』を2018年10月20~21日にロシアのソチ・オートドロームで開催すると明らかにした。
このGT3カップ・オブ・ネーションズはシルバー/ブロンズクラスのドライバーによって争われ、マカオで行われるFIA GT3ワールドカップはゴールド/プラチナクラスのドライバーのみが出場できるレースとなる。
GT3カップ・オブ・ネーションズはスプリントレース3連戦が想定されており、ドライバーは出身国の代表として出場。1台のマシンを同じ国を代表するブロンズドライバーとシルバードライバーがシェアする形で行われる。
なお、このGT3カップ・オブ・ネーションズはFIAのGTコミッション、WMSC世界モータースポーツ評議会による決議を経て、正式に開催される。