フォース・インディアのチーフオペレーティングオフィサーを務めるオットマー・サフナウアーは、アブダビGPでルノーのニコ・ヒュルケンベルグに5秒のペナルティを与えたスチュワードの判断は「F1を台無しにするものだ」としている。
スタート直後、セルジオ・ペレスとヒュルケンベルグが接近戦となり、コーナーをカットしたヒュルケンベルグがアドバンテージを得た。これがスチュワードの目に止まり、ヒュルケンベルグは順位の入れ替えではなくタイムペナルティを科せられた。
しかし、この判断はフォース・インディアにとって受け入れ難いものであり、サフナウアーはSky Sportsに対して以下のように述べた。
「彼らはコンストラクターズ選手権での順位を上げることになった。つまり、来年はより多くの分配金を得ることになる」
「(判断に)一貫性がないことで、F1は台無しになってしまう。ヒュルケンベルグは、グロージャンにしたときと同じように、ポジションを返すべきだったと思う」
「FIAが何を考えているのかが分からない。判断がめちゃくちゃだと、理解するのが本当に難しくなってしまう」
ペレスも今回のヒュルケンベルグのペナルティには納得しておらず、以下のように語っている。
「彼(ヒュルケンベルグ)の順位の上げかたは、とても不公平なものだった。僕のほうが彼の前にいたのに、彼はコースを外れてアドバンテージを得た」
「ペナルティが良かったとは思えない。彼はポジションを返すべきだった」