結婚相手紹介サービスを運営するオ―ネットは11月27日、子どもの結婚に関する親の意識調査結果を発表した。調査は今年10月にインターネットで実施し、独身の子どもがいる45~64歳の男女344人から回答を得た。
子どもの結婚状況を聞くと、「未婚の息子がいる」が48.0%で最も多かった。次いで「未婚の娘がいる」(34.9%)、「未婚の息子と娘がいる」(19.5%)と続く。
親にとっては30歳がひとつのボーダーライン?
親が子どもに対して「そろそろ結婚した方がいい」と思うきっかけを聞くと、1位は「子どもが30歳を過ぎたとき」(41.6%)。以降は「わからない」(32.1%)、「自分自身が高齢になったとき」(9.2%)、「知人(親戚)の子どもが結婚したとき」(5.2%)、「若夫婦や赤ちゃんを見たとき」(3.9%)と続く。
近年、女性の社会進出やライフスタイルの多様化から晩婚化が進んでいるが、親世代にとっては"30歳"がひとつのボーダーラインであり、ひとつの区切りと感じている人が多いことが読み取れる。
また実際に子どもから「結婚相談所に登録する」という話が出た場合、どう思うかを聞くと、1位は「自分で思う通りにやればいい」(63.9%)となった。理由としては「これまでの出会い(縁)がなかったのであれば利用すべき」(41.0%)、「よくわからないが何となく出会いがありそうに思うから」(18.3%)などが多かった。
2位は「応援する」(11.1%)で肯定的な意見が続き、同社は、親は結婚相談所に対しては抵抗感がなく、婚活の手段として受け止めている"肯定的な立場"の親が多いことが分かった、としている。
女性は「素敵な男性は結婚している」と決めつけずに。男性は出会いに貪欲に
また同社は、婚活中の女性に対して「ついつい『素敵な男性のほとんどは既に結婚している…』と諦めてしまうこともあるかもしれませんが、一歩外に出てみると、素敵な"おひとりさま男性"が意外と多くいるのかも」とした上で、
「男性も出会いにもっと貪欲に、思い切って婚活をはじめることも選択肢の一つかもしれません。このように、親御さんもお子様に対して、出会いの機会を増やす具体的なアドバイスをしてみてはいかがでしょうか」
とコメントしている。