まずトヨタ陣営では、2014~16年にKCMGからスーパーフォーミュラに参戦した中山雄一が、P.MU/CERUMO・INGINGの1号車を国本雄資とシェアすることになった。中山は今季、スーパーGT300クラスではINGINGに移籍しており、チームとは関係が深い。また、すでに既報のとおりスイス人ドライバーのラルフ・ボシュングがSFテストに参加するが、今回はSUNOCO TEAM LEMANSのマシンをドライブすることも発表された。
一方、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの20号車は、今季レギュラーで参戦したヤン・マーデンボローとともに、金丸悠が参加することになった。金丸はこれまでヨーロッパでキャリアを積み重ねており、今季はフォーミュラV8 3.5シリーズに参戦、ランキング7位という成績を残していた。ただ、2018年にシリーズが終了することになっており、今回のSFドライブは金丸の来季の去就に繋がるかもしれない。
ホンダ勢は多くのドライバーがTBAとなっており、誰がドライブするのかすべては明らかになっていないが、発表されているなかでは気になるドライバーも。昨年もルーキーテストにB-Max Racing Teamから参加した佐々木大樹は、今季も同チームから参加。50号車は2017年の全日本F3選手権のチャンピオンである高星明誠とシェアすることになっており、高星がSFをどう走らせるかも気になるところだ。