2017年F1アブダビGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは、ハイドロリック系とみられるトラブルでリタイアした。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=リタイア
残念ながら僕にとっていい決勝日にはならなかった。ターン19でステアリングに異常を感じ、タイヤがパンクしたんだと思った。それで、急遽「ピットに入るよ」と言って、ピットレーンに向かった。そのタイミングでピットインをする予定ではなかったけれど、パンクしたかもしれないと思って心配だったんだ。
コースに戻った後も、ステアリングは相変わらず変で、突然重くなった。それで油圧を失っていることが分かった。パワステを失い、ギヤを変えられなくなり、僕のレースはおしまいというわけだ。
今は休暇に入るのがうれしい。休みを迎えるのが楽しみだよ。来年はさらに強くなって戻ってきたい。
ついてないことに、最後の数戦はうまくいかなかった。今年はとてもいい時もあり、ポジティブな瞬間をたくさん経験したけれど、最終戦でリタイアしなければならないなんて、シーズンの締めくくりとしては辛いね。
オースティンの時も落ち込んだが、あの時は翌週に走るチャンスがあった。でも今回は来年の3月までチャンスがないんだ。
(このリタイアによってドライバーズランキング4位の座をキミ・ライコネンに奪われたことについて聞かれ)正直に言うけど、彼はあのマシン(フェラーリ)に乗っているんだから、僕よりずっと上にいるのが当然だ。だから別に大事件ではないよ。