マクラーレン・ホンダにとって最後のレースとなる2017年F1アブダビGP決勝で、フェルナンド・アロンソは11番グリッドから9位入賞を果たし、ストフェル・バンドーンは13番グリッドから12位でフィニッシュした。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ホンダF1プロジェクト総責任者 長谷川祐介
マクラーレン・ホンダにとって最後のレースを迎え、チームの全員が感無量でした。コース上でもいい結果を出すことができ、2台揃ってチェッカーフラッグを受け、フェルナンドがポイントを獲得してくれました。
フェルナンドは好スタートを決め、ウイリアムズのフェリペ・マッサを追い続け、チームの見事なピットストップ戦略を利用する形で、マッサの前に出て、9位に上がりました。ストフェルは序盤にマシンにダメージを負ったにもかかわらず、懸命にプッシュし続けて12位という好位置で完走しています。ふたりともタフなシーズンの中で一度も諦めることなく、最大のパフォーマンスを発揮してくれました。彼らを誇りに思います。
この数戦はPUのパフォーマンスが安定し、いい形でシーズンを締めくくることができました。今年は厳しいスタートを切ったことを考えれば、大きな前進を果たしたと考えていいと思います。
非常に困難な3年間でしたが、マクラーレン・ホンダのドライバーおよびチームメンバーが絶え間なくハードワークにあたってきたことに心から感謝の気持ちを示したいと思います。もちろん、信じられないほど熱心に応援し続けてくれたファンの皆さんにも感謝しています。
ホンダ・レーシングF1は、これから2018年に向けた開発作業に100パーセント集中していきます。冬季テストでいいスタートを切るために全力を尽くします。
最後に、新しいパートナーと新たなスタートを切るマクラーレンの今後の活躍を祈りたいと思います。