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ランボルギーニ、アパレル&アクセサリーで日本市場を強化

2017年11月25日 20:03  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ステファノ・ドメニカリCEO Image by: FASHIONSNAP
日本でも人気が高いイタリアの高級車「ランボルギーニ(Lamborghini)」。昨年は全世界で史上最高の3457台を売り上げるなど車両事業のイメージが強いが、18年前からアパレルやアクセサリーに特化したブランド「コレツィオーネ・アウトモビリ・ランボルギーニ(Collezione Automobili Lamborghini)」を展開している。今年9月には銀座に期間限定店を日本で初めてオープン(2018年1月28日まで)。ステファノ・ドメニカリ(Stefano Domenicali)CEOが考える日本のアパレル市場のポテンシャルとは。

 コレツィオーネ・アウトモビリ・ランボルギーニは1999年に設立。ランボルギーニのブランドバリューにも掲げられている「先見性」「最先端」「ピュア」をコンセプトに、ライフスタイルの切り口でランボルギーニの文化と伝統を表現している。ブランドを構成するのは、クラシック、カジュアル、ビンテージ、ピロタ・ウフィチャーレ、イベントスーツという5種類のライン。2015年にはミズノ社と共に製作したフットウエア「Wave Tenjin」を発表するなど、日本企業とのコラボレーションにも取り組んでいる。
 ランボルギーニのオーナーとランボルギーニに乗っていないファンとでは、人気アイテムが異なる。オーナーからは「アヴェンタドール」シリーズのスウェットシャツやパーカ、デザインのアイコンとなっているY柄Tシャツなど実際に乗っているモデルのアイテムが愛用されている。一方でブランドへの憧れが強いファンからは、ブランドのシールドマークが目立つTシャツやポロシャツ、キャップ、ステッカー類のほか、六角形のデザインやヘッドライトに使用されている「Y」のグラフィックから着想を得たレザージャケットやジーンズなどブランドを象徴するアイテムが支持されている。
 車両事業で日本は世界で2番目に大きな市場となっているが、アパレルにおいても大きなポテンシャルを感じており、イタリアのブランドがどのように受け入れられるか注視しているという。また、「ウラカン(Huracán)の車両デザインには日本の折り紙から着想を得ている点もあるので、日本のブランドやデザインについても注目している」と日本文化をデザインソースにすることも。ドメニカリCEOは車両事業が最優先としながら、「ランボルギーニのオーナーは、ファッション好きでトレンドに敏感なお客さまも多いため、『ランボルギーニ』が考えるラグジュアリーなライフスタイルを伝えていきたい」とアパレル&アクセサリー事業の展開拡大にも意欲を示している。
 今後の計画として、新たなブランドとの協業企画が進行中。車両ではランボルギーニの第3のモデルとなる新しい車両スーパーSUV「URUS」を2017年12月4日に発表する予定だ。
■Collezione Automobili Lamborghini:ブランドサイト