LCRホンダ・イデミツの中上貴晶が、11月22~23日にスペインのへレスサーキットで行われたMotoGPプライベートテストに参加した。初日、2日目と精力的に走り込み、テストでの手ごたえを感じているようだ。
へレスサーキットは2017年8月に路面が全面再舗装されたため、MotoGPライダーにとって新舗装コースの走行はこのテストが初。また、MotoGPライダーとスーパーバイク世界選手権(SBK)参戦ライダーとの混走でのテストとなった。
そんななか行われたプライベートテストで、中上は初日、84周を周回して1分39秒584を記録し11番手。MotoGPライダーでは9番手、ルーキー勢トップタイムをマークした。
2日目には60周を周回。59周目に初日のタイムを上回る1分38秒992をマークして12番手でテストを終えた。
2日間で144周を走り込んだ中上は、テストの度によくなってきていると感じているようだ。
「この2日間のテストは本当に好感触でした。バレンシアテストのときのように僕たちは日々よくなっていて、バイクに乗れば乗るほどラップタイムを詰めることができたと思います。特にこの2日間はずっとそうでした」
「ラップタイムはだいたい1分39秒台ですが、前進していると思っています。まだライディングスタイルやチームとして改善できることなどを理解しようとしているところですから。全体的にはとてもいいテストでしたね。今は2018年最初に行われるマレーシアでのテストが楽しみです」