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福士蒼汰主演の実写映画『曇天に笑う』主題歌はサカナクション未完の新曲

2017年11月24日 18:12  CINRA.NET

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『曇天に笑う』ビジュアル ©2018「曇天に笑う」製作委員会
映画『曇天に笑う』の新たなビジュアルが公開。あわせて主題歌をサカナクションが担当することが発表された。

ビジュアルには福士蒼汰演じる曇天火が中央に立ち、周囲に安倍蒼世役の古川雄輝、天火の親友・金城白子役の桐山漣、鷹峯誠一郎役の大東駿介、映画オリジナルキャラクター・永山蓮役の小関裕太らの姿が写し出されている。

サカナクションによる主題歌は新曲“陽炎”。本広克行監督がプライベートでも親交のある山口一郎(サカナクション)にオファーし、書き下ろしが実現したという。すでにライブでも披露されている“陽炎”は、演奏のたびに修正を重ね、今年10月の千葉・幕張メッセ公演では山口が「この曲が今後のサカナクションの方向性を決める」と語ったという楽曲。

同曲はまだ完成しておらず、映画は一度完成して今年7月に関係者向けの初号試写会が行なわれたが、楽曲が「本広監督のオファーに応えていると確信できるレベルに達していない」ことから試写は未完成のデモ曲を付ける対応をとったという。主題歌のオファーは2016年5月に行なわれており、約1年半にわたって制作が続けられている。またサカナクションは主題歌に加えて、オープニング曲として“曇天に笑う-opening&ending-with GOCOO”も提供している。

サカナクションのA&R山上聡は「現在、バンドは自信を持って皆様にお届出来る新しい音楽を見つけるために必死にもがいております。足かけ1年半という長きにわたってお待ちいただいた本広監督・映画『曇天に笑う』関係者の皆様、そしてサカナクションの新曲をお待ちいただいているリスナーの皆様のご期待に添えるよう、ギリギリまでバンド・スタッフ一丸となって楽曲制作に向きあう所存でございます」とコメント。

主演の福士蒼汰は「試行錯誤して作られているサカナクションさんの楽曲。楽しみで仕方がありません」と期待を寄せているほか、本広監督は「本当のところ曲を、一郎さんをずっと待ち続けている関係でいたいけど作品はいつか完成する。なんだか淋しいけど早く世界中の人に観て聴いて貰いたい。完全に待つ事を楽しんでます(笑)」と語っている。

2018年3月21日から全国で公開される『曇天に笑う』は唐々煙の同名漫画が原作。明治維新後の滋賀・大津を舞台に、人に災いをもたらす大蛇から町を守ろうと立ち上がった曇家の3兄弟と犲の隊員たち、大蛇の力で明治政府を転覆させようと画策する風魔一族の戦いを描く。

■本広克行監督のコメント
この映画の演出プランを悩み続けている時に2015年の日本武道館SAKANATRIBEの音楽に踊り狂う観客を見ていて映画の冒頭のシーンはこの感じ、トランス、群れ、和太鼓、跳ねる人々!
これだって事ですぐに一郎さんに相談してオープニングの音楽はあっという間に出来あがってすごいインパクトになった。そうするとエンディング曲もサカナクションで終えることになりオープニングを越えて新しい世界の扉を開くような曲を、歌詞を、作るのは本当に大変な作業で、ほぼ出来上がってるのに何度もライブで演奏しては変更して磨き上げていく。
本当のところ曲を、一郎さんをずっと待ち続けている関係でいたいけど作品はいつか完成する。
なんだか淋しいけど早く世界中の人に観て聴いて貰いたい。完全に待つ事を楽しんでます(笑)

■福士蒼汰のコメント
試行錯誤して作られているサカナクションさんの楽曲。
楽しみで仕方がありません。
【曇天に笑う】に携わる人それぞれが時間をかけ、頭を捻り作る一つの映画。
どんな空になるか期待感でいっぱいです。

■山上聡(NF Records、ビクターエンタテインメント)
現在、バンドは自信を持って皆様にお届出来る新しい音楽を見つけるために必死にもがいております。
足かけ1年半という長きにわたってお待ちいただいた本広監督・映画「曇天に笑う」関係者の皆様、そしてサカナクションの新曲をお待ちいただいているリスナーの皆様のご期待に添えるよう、ギリギリまでバンド・スタッフ一丸となって楽曲制作に向きあう所存でございます。
いよいよ、待ったなしの締め切りも近づいてまいりました。(汗)
皆さまにおかれましても我々とともに、手に汗握りながら完成をお待ちいただければ幸いです。