2018年2月17日からWOWOWで放送されるドラマ『連続ドラマW バイバイ、ブラックバード』の追加キャストが発表された。
同作は、2010年に刊行された伊坂幸太郎の小説『バイバイ、ブラックバード』をもとにした連続ドラマ。多額の借金を背負った主人公・星野一彦が、借金の清算として「とてもじゃないけど人間の生活が送れない」場所に「あのバス」で連れて行かれる前に、5股をかけていた5人の恋人たちへ別れを告げにいくというあらすじだ。星野役に高良健吾、星野の「お目付け役」として謎の組織から送り込まれる繭美役に城田優がキャスティング。
今回発表された出演者は、星野が同時に恋人関係にあった5人の女性を演じる石橋杏奈、板谷由夏、前田敦子、臼田あさ美、関めぐみ。石橋は不倫をやめた廣瀬あかり役、板谷はバツイチのシングルマザー霜月りさ子役、前田はロープ1本で「ビルから降りたい」という野望を持つ如月ユミ役、臼田は「リケジョ」の神田那美子役、関は女優の有須睦子役をそれぞれ演じる。さらに松村雄基、丸山智己、岡村いずみ、斎藤洋介、あがた森魚らも出演。あわせてプロモーション映像が公開された。
なお12月6日には同作の公式Instagramを開設。未公開写真やオフショットが公開されるほか、インスタライブなども展開する予定だ。
■石橋杏奈のコメント
原作と台本があまりにも面白すぎて「最後まで読みたくない、映像として視聴者の皆さんと一緒に見たい」というのがこの作品の正直な感想です(笑)。私が演じる廣瀬あかりはちょっとお喋りで発想が面白い、とてもチャーミングな子です。あかりというフィルターを通すと、星野さんがとても魅力的な男性で、彼女が彼を好きになる気持ちが皆さんにも伝わると思います。5股云々ということを除けば、ですが(笑)。そんなあかりの恋心がたくさん描かれた第1話の見どころは、2人の出会いの場面です。苺狩りというシチュエーションでの出会いのシーンは、とても魅力的な仕上がりになっていると思います。
■板谷由夏のコメント
働きながら子育てをするというところが、私自身、霜月りさ子と重なる部分でもあり、共感しながら演じさせていただきました。そんなシングルマザーと星野さんのお別れ話なのですが、彼女との恋愛は、彼にとって一番リアリティがあるものだったのではないかなと思います。彼女の息子に幼少期の自分を重ねたり、家庭があるところに自分が加わったり、星野さんの心の機微に触れるような繊細な一面が描かれています。5股ってすごいですよね(笑)。彼がお別れ後に唯一泣くシーンがあるのですが、他の女性たちとのエピソードとはひと味違ったものになっていると思いますのでお楽しみに。
■前田敦子のコメント
第3話はすんなりと別れられません(汗)。なぜならば、星野っちもユミもお互い自由で、話がとにかく噛み合わないんです。監督から「普通じゃダメ、星野と噛み合っちゃダメ」と沢山怒られながら撮影をしていました(汗)。噛み合って怒られるというのが初めての経験でしたので、私にとって如月ユミという役は新たな挑戦となりました。でも、そうやって模索しながら演じたからこそ、「よくわかんないけど、バイバ~イ!」って星野っちに言えちゃうような爽快さを、彼女から感じてもらえたら嬉しいです。さらに、3話はあの繭美が唯一アタフタするお話しなのでお見逃しなく!
■臼田あさ美のコメント
私が演じる神田那美子は“すごく控えめで地味な女性”です。でも、選ぶ言葉はちょっと変わっているけど思ったことをハッキリと口にしたり、数字をベースに物事を考えたり、そういった“個性的”な部分がある子です。そんな那美子を演じている最中、星野君との別れのシーンで「楽しかったことを思い出しながら演じてみて」と監督に言われたことが深く印象に残っています。別れの時に辛いことは「別れよう」という言葉そのものじゃなく、良い思い出が沢山あったことに対する辛さなんだなと気づかされました。別れが分岐点となり人を成長させる姿が描かれた本作、どうぞお楽しみに。
■関めぐみのコメント
台本の1ページ目を開いてから最後まで一気に台本を読み切ってしまった、初めての作品です(笑)。そして初めての女優役。私が演じる有須睦子は、真っ直ぐに“女優”の仕事と向き合う女性なので、“素”の睦子との対比を見ていただけたらと思います。そんな彼女が恋心を寄せる星野君は、睦子にとって彼女の持っている寂しさや孤独をすくってくれる人。そして繭美さんは、発する言葉は粗暴だけど、相手の気持ちを正面から捉えることのできる優しい人。皆さんが怖いと萎縮してしまう繭美と、5人の女性の中で唯一分かり合える何かを持っている、睦子を演じてそんなことを感じました。