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2018年のF1ドライタイヤは7種類に。スーパーハードとハイパーソフトが追加、マーキングカラーにも変更

2017年11月24日 08:52  AUTOSPORT web

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ピレリが7種類から成る2018年F1タイヤを発表
F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、2018年にドライコンパウンドを2種類追加し、合計7種類を使用することを発表した。

 ピレリは現在、ウルトラソフト(パープル)、スーパーソフト(レッド)、ソフト(イエロー)、ミディアム(ホワイト)、ハード(オレンジ)という5種類のドライ用コンパウンドを採用している。2018年はこれに最もハードな「スーパーハード」と最もソフトな「ハイパーソフト」が加わる。最もソフトなタイヤについては、ピレリはメガソフト、ハイパーソフト、エクストリームソフトという名称候補を挙げてSNSでファンからの意見を募っていた。

 コンパウンドは今年より一段階ソフト寄りになり、ハイパーソフトはピレリがこれまで作ったF1タイヤの中で最もソフトなコンパウンドとなる。

 マーキングカラーは、ハードがアイスブルーに変更され、スーパーハードがオレンジに、新しいハイパーソフトはピンクに彩られる。

 コンパウンド追加に伴い、7種類のなかでワーキングレンジが一新されることで、各グランプリに、より適したタイヤを指定することができるとピレリは説明する。さらにチームのタイヤ選択にバリエーションが出ることによって、レースストラテジーにおいて新たなチャンスが生まれることが期待できるということだ。


「新しいハイパーソフトが加わり、レンジ全体においてよりソフトで、より速いコンパウンドとなる。この重要なイノベーションを発表することができて喜ばしい」とピレリのヘッド・オブ・カーレーシングのマリオ・イゾラは23日、アブダビにて2018年用タイヤについて発表した際に語った。

「(タイヤを25パーセント ワイドにするという)今年の特殊な環境の下、2017年のコンパウンドの一部が保守的であったかもしれないことは承知している」

「2018年に向けてタイヤを作る際にこの点を修正し、ほとんどのレースでピットストップが2回程度必要になることを念頭に置いた。しかしタイヤの基本的なデザインコンセプトは来年も変わらない。すべてのドライバーたちが今年高く評価した特性、各スティントの最初から最後までハードにプッシュできるような特性は維持した。より速いタイヤから成る新しいレンジを採用することにより、2018年にはよりハードで見応えのあるレースを生み出すことになるはずだ」

 最終戦アブダビGP後の28、29日にヤス・マリーナで全チームが参加するタイヤテストが行われた後、2018年2月26日から3月1日、3月6日から9日にバルセロナで行われるプレシーズンテストでは、各チームがニューマシンで新タイヤを走らせる。