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WRC:トヨタ、2018年も新井大輝、勝田貴元を支援。WRC2含む全10戦に参戦

2017年11月23日 17:42  AUTOSPORT web

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TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの2018年活動体制が発表された
TOYOTA GAZOO Racingは11月23日、ラリーで世界に挑戦する若手ドライバーを支援するプログラム『TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラム』の2018年活動概要を発表した。引き続き、新井大輝、勝田貴元の2名がトミ・マキネン・レーシング協力のもとで活動する。

 このプログラムはラリーで世界に挑戦する若手ドライバーを支援するために2015年にスタートしたもの。総勢71名のエントリーから書類審査や体力/心理テストなどのオーディションを経て、新井と勝田の2名が選ばれた。

 新井と勝田は2017年シーズン、フィンランドを拠点として実戦形式のトレーニングを実施。WRC世界ラリー選手権のWRC2クラス5戦を含む計14戦に参戦している。新井はポルトガルの国内ラリーで初の総合優勝を飾ったほか、スペインの国内戦では2度の勝利を掴んだ。

 また、勝田は2017年のWRC第7戦イタリア・サルディニアでWRC2クラス3位に食い込み、表彰台を獲得している。

 2018年は「競技環境下でのさらなるレベルアップを目指し、実戦形式でのトレーニングを中心」に活動。具体的にはフォード・フィエスタR5でWRC2クラス5戦を含む計10戦に参加する。

 この10戦のうち8戦は新井、勝田の両名がすでに参戦しているイベントとなるため、「初めてのラリーが多かった2017年と比較し、より競技に集中できる環境のなか、両選手のさらなる成長と活躍を期待する」としている。

 活動体制発表のなかで、プログラムの講師陣は「2018年は本プログラムにとって重要な1年になる」とコメントした。

「両選手の今シーズンの成長をうれしく思っています。走行とペースノートのスキルはすでにいいレベルにあり、彼らのさらなる課題は安定性、そしてWRC2など、期間の長いラリーに参戦する際、自身の負荷をコントロールできる精神的な強さです」

「2018年は本プログラムにとって重要な1年になります。また、選手のラリー人生にとっても大きな意味を持つシーズンになることでしょう」

 なお、2017年から、この育成プログラムに参加しているコドライバー、足立さやかの2018年活動については別途発表するとのことだ。

■TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラム 2018年参戦スケジュール(予定)
日程競技路面1/25~27フィンランド・ラリー選手権 第1戦アークティック・ラップランド・ラリーアイス/スノー2/15~18WRC第2戦スウェーデンスノー3/23~25イタリア・ラリー選手権 第1戦ラリー・チョコターマック4/5~8WRC第4戦フランスターマック5月上旬調整中グラベル5/17~20WRC第6戦ポルトガルグラベル6/7~10WRC第7戦イタリアグラベル7/12~14フィンランド オートグリム・ラリーグラベル7/26~29WRC第8戦フィンランドグラベル8/31~9/1フィンランド・ラリー選手権 第6戦エンセットOy SMラリーグラベル