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ザウバーとの提携で、アルファロメオの名前がF1に復活か

2017年11月23日 10:02  AUTOSPORT web

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フェラーリ会長はアルファロメオの名前をF1に復活させたいと考えている
ザウバーF1チームは、アブダビGPの週末に2018年のドライバーラインアップを発表する見込みだ。一方で、将来、アルファロメオ ブランドのパワーユニットを搭載する可能性があるとのうわさも持ち上がっている。

 ザウバーは2018年に向けてフェラーリとパワーユニットに関する新契約を結び、フェラーリとのつながりを深めつつある。2018年のドライバーとして、フェラーリのジュニアドライバーで今年のF2チャンピオンであるシャルル・ルクレールが起用されることはほぼ確実とみられる。


 フェラーリはジュニアドライバーのアントニオ・ジョビナッツィをルクレールのチームメイトとしてザウバーに乗せたい考えだが、ザウバーのオーナーはマーカス・エリクソンとのつながりが強く、エリクソンを残留させたい意向であるともいわれている。いずれにしてもパスカル・ウェーレインがザウバーのシートを失うのは間違いなさそうだ。


 一方、フィアット・クライスラー・オートモービルズおよびフェラーリの会長を務めるセルジオ・マルキオンネが、ザウバーに対してアルファロメオ ブランドでカスタマーエンジンを提供することを検討しているとの説が浮上した。それが2018年からなのか、それより先のプランなのかは不明だ。

 マルキオンネは以前からアルファロメオの名前をF1に復活させたいと述べている。アルファロメオは1950年、1951年、1979年から1985年までF1ワークス活動を行った。

 FIAのAuto誌のインタビューにおいて、マルキオンネは次のように語っていた。
「いつかアルファロメオが再びF1で戦うところを見たい。このブランドにとってふさわしい場所であると強く確信しているからだ」

 昨年、アルファロメオがザウバーを買収するといううわさが持ち上がったが、それは実現せず、昨年7月にザウバーの所有権はロングボウ・ファイナンスが取得した。