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ウイリアムズF1、クビカ起用を決定とのうわさを否定。2018年ドライバー発表は最終戦後に

2017年11月22日 09:22  AUTOSPORT web

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2017年のグッドウッドに参加したロバート・クビカ
ウイリアムズF1チームは、2018年のドライバーラインアップが確定したとの見方を否定し、今週末の最終戦アブダビGPでドライバー発表を行う予定はないことを明らかにした。

 フェリペ・マッサが今シーズン末をもってF1から引退するため、ランス・ストロールのチームメイトとしてチームが誰を選ぶのかに注目が集まっている。有力候補はロバート・クビカで、先月には2回にわたりウイリアムズの2014年型F1マシンでテストを行い、アブダビ後の合同テストではチームの2017年型マシンで走行する予定だ。

 クビカの起用はすでに決まっているとの見方もなされるなか、ウイリアムズは、それを打ち消す声明を発表した。

「クビカについてさまざまなことが言われているが、マッサの後任ドライバーはまだ最終決定していない」とウイリアムズ。

「発表することができたときに発表を行う予定だが、アブダビの週末には何も予定していない」


 将来のF1チャンピオンとみなされ、高く評価されていたクビカだが、2011年の開幕前にラリー出場中に重傷を負い、それ以来F1から遠ざかることになった。しかし今年、ルノーのもとでF1テストを開始、8月にはハンガロリンクでのF1合同テストでルノーの2017年型マシンを走らせた。ルノーはクビカのパフォーマンスを称賛していたものの、2018年に向けてニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツJr.のペアを起用することを決定。そのためクビカは他にチャンスを求め、ウイリアムズとの交渉を開始した。10月には2回にわたりウイリアムズでプライベートテストを行ったが、詳細は明かされていない。

 今年、クビカのマネジメントチームに2016年F1チャンピオンのニコ・ロズベルグが加わり、クビカのF1復帰を実現させようとしており、高額のスポンサーパッケージをまとめたともうわさされている。

 クビカ以外の候補としては、ウイリアムズのリザーブドライバーであるポール・ディ・レスタ、メルセデスがサポートするパスカル・ウェーレイン、トロロッソからシーズン途中で解雇されたダニール・クビアトらが名を連ねている。