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VRはより身近な存在へ アトラクション満載の「Galaxy Studio Tokyo」体験レポート

2017年11月22日 08:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 最新Galaxy製品とVRを体験できるエンターテインメントパーク「Galaxy Studio Tokyo」。無料で最新のVR体験ができるとあり、SNSなどを中心に若者の間で人気を集めている。そこで今回リアルサウンドでは、12月26日までの期間限定で原宿 BANK GALLERYにて開催中の同イベントに足を運んだ。本稿ではイベントの模様や見どころをレポートしたい。


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 入り口でスタッフから注意事項などの説明を受け、B1階~3階までGalaxyの最新製品やVRアトラクションが並ぶ館内へ。特定のアトラクションやブースを体験してスタンプを集めると、会場外にあるGear VR 4D Theater「Galactic Attack」を体験できたり、限定グッズやドリンクをゲットすることができる


 まずはB1階では時計型のフィットネスバンド・Galaxy Gear Fit2 Proを着用してサイクリングやボードを体験できるGalaxyフィットネスコーナーに足を向けた。日頃の運動不足を実感しつつ、息を切らしながらもどうにかクリア。ゲーム中も気にならないほどのGalaxy Gear Fit2 Proの軽さとフィット感に驚きつつ、360度撮影できるカメラ・Galaxy Gear 360の体験コーナーへ。花びらが舞う中を同カメラで写真と動画を撮影した。どの角度から撮影してもカメラ目線になるため、自撮りも手軽にでき、今後若者に浸透していきそうだ。


 また、最新スマホGalaxy Note8のSペンを使ってセルフィーをデコレーションできるSペンギャラリーも。ここではデコレーションした画像をモニターに出力し、QRコードでシェアすることもできるため、人気ブースの一つとなっていた。


 続いてGalaxyの最新製品が並ぶ2階へ。写真に手軽に書き込みができる“Sペン”が付属するGalaxy Note8で星空の撮影を体験できるブースでは、手持ちのスマートフォンのカメラで撮影した写真と比較し、綺麗さを実感。他にも防水機能の体験やSペンで絵を描くこともできた。


 最後に向かったのはGalaxy Gear VRを装着してVRアトラクションが楽しめる3階。「Skeleton」では寝転んで氷上を猛スピードで滑走したり、「Extreme Kayak」ではカヤックに乗って漂流下りを体験できたり……360度にリアルな映像が広がっているため、ゲームセンターなどにあるものより臨場感があった。また、360度の映像が全てCGで作られた「Future Ride」は、空飛ぶバイクでビルを急上昇するなど、まるで実際に飛んでいるかのような体験が可能に。


 さらに360度回転する椅子に座って飛行体験ができる「Flying Dino」は、コンパクトなセットながらまるでジェットコースターのような迫力だった。赤い鳥とともにジャングル中を激しく飛び回り、スタッフのユーモアあふれる実況解説も楽しめる同アトラクションに、思わず叫び声が上がった。


 さらにスタンプを集めると体験できるGear VR 4D Theater「Galactic Attack」へ。Galaxy Gear VRとコントローラーを使用して同時に8人がゲームを体験できるのだが、それぞれ観ている映像は異なる。宇宙空間にいる敵を倒しながらゴールを目指す同ゲーム。左右に顔を向けるとその方向に進み、進む方向によってストーリーの展開が変わっていくのも面白い。また、ゲームが体験できるブースは全面ガラス張りのため、ブースの様子が外から見えるのだが、体験者がバラバラの方向を向いてゲームを楽しんでいる姿は非常に近未来的で不思議な光景だった。


 こうした体験型のアトラクションはこれまでも遊園地などにあったものの、限られたスペースで個別にアトラクションを楽しめる、というのは斬新だった。例えば今後ライブビューイングなどを、映画館に足を運ばずとも自宅で臨場感抜群の映像で楽しめるようになるのもそう遠くない未来かも知れない。VRを使ったアトラクションはまだ一般的な存在ではないかもしれないが、限られたスペースでも存分に楽しめるため、今後都内にもこうした体験施設は増えていきそうだ。(村上夏菜)