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17歳の“神童”カリ・ロバンペラ、オーストラリアでWRC2最年少優勝記録樹立

2017年11月21日 17:42  AUTOSPORT web

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カリ・ロバンペッラはWRC2クラス優勝の史上最年少記録を打ち立てた
11月16~19日に行われたWRC世界ラリー選手権の第13戦オーストラリア。この大会のWRC2クラスにハリ・ロバンペラの息子で“神童”とも表される17歳のカリ・ロバンペラが参戦し、史上最年少でWRC2クラス優勝を飾った。

 WRCでプジョーやミツビシのワークスドライバーを務めた父ハリに、幼少時代から英才教育を受けてきたカリ。2016年にはラトビア国内のラリー選手権でシリーズチャンピオンを獲得する活躍をみせ、2017年5月にはレッドブルとも契約を交わしている。

 そんなカリは、フォード・フィエスタR5でラリー・オーストラリアに参戦。今大会のWRC2クラスはカリのみのエントリーだったが、危なげない走りで初挑戦のラリー・オーストラリアを走破。クラス優勝を飾ると同時に、総合でも12位に食い込む力走をみせた。

 これにより、カリは17歳50日でWRC2クラスを制覇するという史上最年少記録を打ち立てた。

「史上最年少のWRC2ウイナーという記録を手にできてうれしいよ。この記録は当分、破られることはないだろうね!」とカリ。

「自分自身の走行ペースにも満足しているよ。R5マシンと総合首位を走るWRカーのペース差は把握している。今大会のタイム差もほかの大会と変わらなかったことがうれしいんだ」

「それに初めてのオーストラリアも満喫した。シドニーでは動物園にいったし、ラリーの拠点になるコフスハーバーでは、ジャングルのようなところにも足を運んだよ」

 父ハリも「同じクラスでバトルがなかったのは残念だが、この週末の経験は将来に活きてくる」と息子の走りを評価している。