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トヨタ、『86』『ヴィッツ』などGRシリーズ4車種を発売。『ヴィッツGRMN』は限定150台

2017年11月21日 15:12  AUTOSPORT web

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新発売されるGRシリーズ4車種
トヨタは11月21日、スポーツカーブランド『GR』シリーズから『ヴィッツGRMN』『86GR』『アクアGR SPORT』『プリウスα GR SPORT』の4車種を今冬から順次販売すると発表した。

『GR』は“走りたくなるクルマ”を目指し、ニュルブルクリンク24時間レースやWEC世界耐久選手権、WRC世界ラリー選手権など、世界中のモータースポーツに参戦するTOYOTA GAZOO Racingがレースやラリーの極限の世界で培った技術を惜しみなく還元したスポーツカーを展開する新ブランドだ。

 今年7月に設立されたこのGRでは、究極のスポーツモデルである“GRMN”を頂点に置き、本格スポーツの“GR”、エントリーモデルの“GR SPORT”を設定。そのなかで今回、ヴィッツGRMN、86GR、アクアとプリウスαの各GR SPORTモデルの発売がアナウンスされた。

 150台限定販売となるヴィッツGRMNは、ドイツ・ニュルブルクリンクでのテスト走行、ヴィッツで参戦中のJRC全日本ラリー選手権で得た知見が開発段階で盛り込まれ、さまざまな路面に対応できるよう専用チューニングが施されたSACHS製アブソーバーやトルセンLSD、BBS製軽量鍛造アルミホイールを採用するなど、独自の味付けがなされている。

 ボディは基本剛性力の高い欧州製3ドアモデルが用いられ、さらにタワーバーやブレースの追加により車両剛性が向上。エンジンには1.8リッター直列4気筒エンジンの出力を増大させるとともにアクセルワークに対するレスポンスを両立するため、スーパーチャージャーが搭載された。

 このほか機能面では専用のT-ConnectナビゲーションとTOYOTA GAZOO Racing Recorderを同時に装着することで、サーキットでのラップタイム計測や走行データ分析などができる機能が利用可能となっている。

 トヨタ86のGRモデルとなる『86GR』は、2016年2月に100台限定で発売した『86GRMN』をベースに開発。

 ヴィッツGRMNと同様に剛性の向上、足回りのチューニングがなされるほか、高性能ブレーキ、専用メーター、レカロシートなどを採用し、スポーティでありながら上質な高次元の走りを楽しめるパッケージになっているという。

 GR SPORTモデルとして発売されるプリウスα、アクアでもコーナーリングを安定させる剛性の強化に加え、専用バンパー、専用チューニングのサスペンションが装備された。

 これらの各モデルは11月27日に発売開始となる『アクアGR SPORT』を皮切りに『プリウスα GR SPORT』が12月1日、『86GR』は12月18日より全国のトヨタ販売店で販売される。
 
 なお『ヴィッツGRMN』については全国のGRガレージならびに専用WEBサイト(http://toyotagazooracing.com/pages/grmn/vitz/)にて、2018年4月9日から商談申込受付を開始される、応募者多数の場合は5月21日に抽選が行われる予定だ。

 各モデルのメーカー小売価格は以下のとおり。

モデル/定員/トランスミッション/駆動/価格(税込)
ヴィッツGRMN/5名/2ZR-FE(1.8Lスーパーチャージャー)/6MT/2WD(FF)/400万円
86GR/4名/FA20(2.0L)/6MT/2WD(FR)/496万8000円
アクアG “GR SPORT”/5名/リダクション機構付のTHS II(1NZ-FXE 1.5L)/2WD
(FF)/233万2800円
アクアG “GR SPORT・17インチパッケージ”/5名/リダクション機構付のTHS II(1NZ-FXE 1.5L)/2WD(FF)/253万8000円
プリウスα S“ツーリングセレクション・GR SPORT”/5名/リダクション機構付のTHS II(2ZR-FXE 1.8L)/2WD(FF)/335万1240円
プリウスα S“ツーリングセレクション・GR SPORT”/7名/リダクション機構付のTHS II(2ZR-FXE 1.8L)/2WD(FF)/355万6440円

86GR 車両情報:http://toyota.jp/86/grade/gr/

アクア GR SPORT 車両情報:http://toyota.jp/aqua/grade/gr_sport/

プリウスα GR SPORT 車両情報:http://toyota.jp/priusalpha/grade/gr_sport/