F1シーズンを転戦していると、いろいろな人との出会いがある。そんな人たちに、「あなたは何しに、レースに来たのか?」を尋ねる連載企画。普段は1人でパドックを歩いているジャック・ビルヌーブであるが、今回は若い女性を連れてパドックに登場した。
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いつもはひとりでパドックを歩いているジャック・ビルヌーブが、ブラジルGPでは若い女性を連れていた。新しい彼女か?
「違うよ。ウチの嫁さんだよ」
ビルヌーブは2006年にジョアンナ・マルチネスと結婚し、2人の子供をもうけた後、2009年に離婚した。その2年後に、ストックカーレースのためにブラジルを訪れていたビルヌーブは、グッドイヤーの仕事でサーキットに来ていたカミラ・ロペスさんと出会い、ビルヌーブがカミラさんに一目惚れ。2012年に結婚した。
その後、2人はヨーロッパで生活し、2013年と14年に1人ずつ子供をもうけたのだが、カミラさんがF1の会場に来ることはほとんどなかった。
「だって、私には自分が生んだ2人の子供のほかにジャックが連れてきた2人の子供がいて、子育てが忙しいの。私がF1のレースに行くのは、母国グランプリのブラジルGPだけ。里帰りも兼ねられるから」と語るカミラさん。驚くのはその年齢だ。なんと、23歳! つまり、結婚したときはまだ18歳だった!
そのカミラさん、どこか日本人の面影を感じるのは気のせいか。
「じつは私の祖先は日本人なの。だから、日本人のあなたから取材を受けるなんて、不思議な運命ね」
ビルヌーブは1971年生まれなので、今年でもう46歳になるが、まだまだ老いを感じさせないのは、23歳のカミラさんとラブラブだからなのだろう。お幸せに!!