「ヴィヴィアン・ウエストウッド アングロマニア(Vivienne Westwood Anglomania)」が11月20日、東京タワー下のスターライズタワーで2018年春夏コレクションのショーを開催した。会場は縁日の屋台が並び、日本の祭を彷彿とさせる空間がゲストを迎えた。
イベント「Winter Street Festival」はショーとアトラクションの2部構成。ショーでは鉄パイプで組まれたやぐらがステージとなり、着物や手ぬぐい、桜の柄など日本的な要素を取り入れた全32ルックが披露された。 日本の伝統文化に造詣が深いヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、生地を余すことなく使い代々受け継がれる「KIMONO(着物)」の概念に感化され、自身の掲げるエコの精神にも通ずる点があることから今回のコレクションを着想。日本の伝統産業が減少の一途を辿っていることを危惧し、若い世代にそのメッセージを伝えるべく「BUY LESS」の文字が施されたアイテムなどが登場した。
会場は縁日をイメージし、射的やヨーヨーすくい、綿菓子やベビーカステラなどの屋台が並び、やぐらのステージでは盆踊りが繰り広げられた。もう一つの空間ではミラーボールが輝く「キャバレールーム」が再現され、ドラァグクイーンやふんどし姿の祭り男などがフロアで踊り、来場客を楽しませた。
■Vivienne Westwood Anglomania:全ルック