結婚式の準備では招待客で悩むことがある。とりわけ職場の人を呼ぶかどうかは迷うところだ。2ちゃんねるには11月14日、「結婚式に職場の人間呼ばない若者」というスレッドが立った。スレ主は結婚式を控えていると思われる人物で、「いかんのか?」と疑問を呈している。
スレ主は職場の人を結婚式に招くことにかなり消極的。「誰だよこんなの慣例化させたやつ」「結婚式嫌すぎて結婚まで嫌になってきたわ」と心境を吐露した。職場の人どころか友人すら呼ばず、身内だけのコンパクトな式を希望している。
呼んだら相手の結婚式にも行かないといけない?
その理由は、「どこまで呼ぶか、とかで悩むの嫌やし だったらみんな呼ばないほうがええわ」だという。結婚式は決めなくてはいけないことが多いので、招待客の選定にばかり時間を使いたく気持ちはわかる。また、大人数を呼ぶとなったら場を盛り上げるための余興をはじめ、新郎新婦の生い立ちから馴れ初めまでの動画を流すケースがある。こうした準備は負担だろう。
スレッド内では、スレ主の気持ちに賛同する意見が続出している。
「ええんやで ワイも職場の人間は呼びたくないわ」
「なんでプライベートなイベントの究極に労働を混ぜなあかんねん」
職場の人を式に招待したくないという人は多いようだ。「呼んだら相手のときも行かなきゃだからな 招待客が後日結婚式やる時に快く出席できる相手だけ呼んどけ」というアドバイスも寄せられていた。
挙式の平均額は354万円 最近はナシ婚や少人数婚をする人も
結婚式で職場の人を呼ぶか迷った時はどうすればいいのか。「男のゼクシイ」では、招待すべきか迷った時の判断ポイントとして、「先輩の意見を参考にすること」「自分が結婚式に呼ばれた相手は招待するのがマナー」を紹介している。やはりそれなりの配慮が必要ということだろうか。
ゼクシイが今年10月に発表した「結婚トレンド調査」で招待客人数の推移を見ると、「勤務先の上司・同僚」の人数は2012年から16人で推移し、人数に変化はない。招待するのが礼儀、と考えている人は一定数いるようだ。
しかし最近では少人数婚や、そもそも式を挙げないナシ婚を選択する人もいる。同調査によると、挙式・披露宴・披露パーティにかかる費用の平均額は約354万円。賃金がなかなか上がらない昨今の状況の中では、かなりの出費となる。招待客の平均人数は約70人と、過去に比べて減少傾向だという。
スレッドでも、「ワイフォトウェディング民 10万円で住んでほくほく なんでこんなんに数百万も落とさんとあかんねん」という人もいた。