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福山雅治、水上バイクシーンでの“初体験”告白やギター生演奏も 『マンハント』北京プレミア

2017年11月21日 05:12  リアルサウンド

リアルサウンド

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 現地時間11月20日、中国・北京のfotielグランドボールルームにて、ジョン・ウー監督最新作『マンハント』の北京プレミアが開催され、ジョン・ウー監督をはじめ、チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、桜庭ななみらが登壇した。


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 本作は、『男たちの挽歌』『レッドクリフ』シリーズのジョン・ウー監督が、日本でのオールロケを敢行し、高倉健主演映画『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化に挑んだアクション
映画。突如として殺人事件に巻き込まれてしまった国際弁護士ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)と、独自の捜査でドゥ・チウを追っていく敏腕刑事の矢村(福山雅治)が、次第に絆を芽生えさせながら、事件の真相に迫っていく模様を描く。


 11月24日の中国公開に先立って開催された北京プレミアには、現地メディア約100人が集結。敏腕刑事の矢村を演じた福山は、「初めて中国での映画というのがこの作品で良かったなと本当に光栄に思っております。まさか自分がジョン・ウー監督の映画に出られるとは思っていなかったので、二つ返事で『出ます。やらせていただきます』と答えさせていただきました」と、出演に至る経緯を明かした。


 初めて日本での撮影を行ったジョン・ウー監督は、「若い頃から日本映画に影響を受けてきました。日本のたくさんの監督や俳優を尊敬していて、だからずっと日本での撮影に憧れを持っていました。他の国と協力できる機会と文化上の交流もできてよかったです。また新しいことを学ぶこともできてよかったです」と大阪での撮影についてコメント。


 『君よ憤怒の河を渉れ』では高倉健が演じた役を本作で演じているチャン・ハンユーは、「この映画が中国で上映されたとき、みんな何回も観ました。私も何十回と観まして、セリフも覚えているんです。当時の中国の高倉さんの服の着方を真似する人もいました。彼のおかげで声優の道を進むことに決めました」と、俳優になる前、声優の道を進むきっかけが高倉健だったと明かした。


 初の中国映画に挑んだ桜庭は、「今回の撮影に参加できてとても光栄だと思っています。とても素敵な俳優と監督と一緒に撮影ができてとてもよかったです」と中国語で話しながら、「中国が好きで、中国語もとても好きです。スタッフさんにもよくしてもらい、中国の映画やバラエテイも好きです。本当に中国が好きなんです」と中国への愛を語る場面も。


 劇中に登場する水上バイクのシーンの話題になると、福山は「水上バイクで運転するのも初めてでしたし、運転して英語の台詞を言ったこと、アクションをすることも……水上バイクのシーンは自分がやったことがないことが3つ同時にやってきたので、すごく新鮮でした」と振り返りながら、「大人になって“初めて”というのは自分で作らなければいけないなと思っていた40代だったのですが、この映画のこのシーンのおかげで、3つも初体験ができました。結果として、見たこともない自分の表情を引き出していただけたのではないかと、監督にはとても感謝しています」と感謝の気持ちを述べた。


 Q&A後には、チャン・ハンユーに促され、福山が映画の冒頭の音楽をギターで演奏し、会場を沸かせた。(リアルサウンド編集部)