FIA GTワールドカップの決勝の後にコースインし、ライオンダンス等マカオらしい雰囲気のセレモニーが行われた後、15時30分に迎えたFIA F3ワールドカップの決勝。スタートでは、2番手スタートのジョエル・エリクソン(モトパーク)が好スタート。マンダリンまでの攻防のなかでポールスタートのカラム・アイロット(SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ)をかわしトップに浮上し、エリクソン、アイロット、セルジオ・セッテ・カマラ(モトパーク)と続く。
このリスタート後、リスボア・ベンドで「止まりきれなかった」関口雄飛がコースオフしているところに、「競り合いの中でタイヤがパンクチャーしてしまい、止まりきれず真っ直ぐ行ったら、関口選手のマシンにクラッシュしてしまった。チームに申し訳ないです」と山下健太のマシンがクラッシュしてしまい、B-MAX Racing Teamのふたりがリタイアしてしまうアクシデントが起き、イエローが出される。この黄旗が2周ほど出されたため、ハプスブルクの3番手を狙うノリスは抜きどころのリスボアで抜けず、レースは膠着状態となった。
日本勢では、「昨日よりずっとクルマが良くなりましたが、昨日の成績がすべて」という牧野任祐(モトパーク)が9位。後方から追い上げたアレックス・パロウ(ThreeBond Racing with Drago Corse)が11位でチェッカー。宮田莉朋(TEAM TOM'S)が12位。途中、「アクセルが戻らなくなってしまった」とメルコヘアピンでクラッシュするシーンがあった坪井翔(TEAM TOM'S)は1周遅れの14位。関口、山下はリタイアとなった。