鈴鹿サウンド・オブ・エンジン2017の様子 11月18日(土)、鈴鹿サーキットで『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017』が開幕。往年の名車たちが多く登場し、来場したファンに迫力のエンジンサウンドを届けた。
初日の午前はあいにく雨となったが、サーキットには熱心なファンが多く訪れていた。
最初に行われたイベントは、二輪ロードレース世界選手権に参戦した3台のNSR500とRC211Vがデモ走行を行う『NSR500~Honda WGPの栄光~』。雨のため走行は行われなかったが、エンジン始動デモンストレーションが行われ、2ストロークエンジンと4ストロークエンジンの爆音をサーキットに響かせた。
四輪によるデモ走行・レースは予定通り実施。午後には雨も上がり、『グループC デモンストレーションレース』では、2台のニッサンR92CPとトヨタTS010、アドバン・アルファ・ノバ962C、MCSグッピーの5台が出走。片山右京が駆るTS010がフライングスタートするハプニングがあったが、5台は大きなトラブルなく完走し、迫力の走りと音をファンに披露した。
なお、グループCデモレースに出走する予定だったマツダ787Bは、路面がウエットのため残念ながら走行は行われなかった。
サウンド・オブ・エンジンのメインとなるのが、マクラーレンやウイリアムズ、ロータス、ティレルといったF1のレジェンドマシンが登場する『LEGEND of Formula1 デモンストレーションレース』だ。
このレースには、1967年の葉巻型F1、クーパー・マセラティT86やティレル001、ウルフWR1、アルファ・ロメオ179C、さらに純国産のコジマKE007、マキF101Cなどさまざまな年代のレジェンドF1が出走。路面がウエットのためガチンコバトルとまではいかなかったが、コーナーではリヤを滑らせて進入するなど攻めた走りを見せ会場を盛り上げた。
その他にも、葉巻型フォーミュラカーによるヒストリック・レース『Historic Formula Register』や『60年代レーシングマシン デモンストレーション』などが行われた。また、パドック裏やイベント広場では最新マシンからクラシックカーの展示も行われ、GPスクエアのステージではレジェンドドライバーやサウンド・オブ・エンジン初参加のロベルト・モレノがトークショーやサイン会に登場。モータースポーツ好き、クルマ好きが1日楽しめるイベントとなった。
なお、イベント2日目となる11月19日(日)の天気予報は晴れの予報となっているため、この日は走ることができなかったホンダNSR500、ホンダRC211V、マツダ787Bのエンジンサウンドを楽しめるはずだ。