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ラトバラ「このラリーは総合5番手以内にいないと不利になる」/WRC第13戦オーストラリア デイ1コメント

2017年11月18日 12:02  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権は11月17日、第13戦オーストラリアのSS1~8が行われ、アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位につけた。

■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合8番手
「最適なラリーのスタートではなかったけど、今週末は不利になるだろうとわかっていた。1日を通してギヤに問題を抱えていて、足を引っ張られた。特に2つのステージでの2度目の走行では、クルマが走るたびに路面の状況が良くなっていった」

「つまり、僕たちの明日の出走順はそれほどよくないってことだ。明日はより掃除役がきつくなりそうなのにね。でもまだラリーを楽しもうと思う。現時点では強力な結果には程遠いし、明日も楽にはならない。でもまだ先は長いからプッシュし続けるよ」

●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合6番手

「望んていたようなラリーのスタートではなかったし、出走順も楽なものではなかった。(ランキング2位を争う)ティエリー(・ヌービル)は間違いなく良い仕事をしていたから、愚痴を言うわけにはいかないけど、僕たちは両方の走行で早い段階で空力にダメージを受け、余計に厳しい状況になっていた」

「ギャップはまだ小さいし、表彰台ははるか遠くにあるわけじゃない。明日は掃除役をやらなければならないから厳しいものになるのは確実だ」

「でもまだ長い2日間が残っている。もう少しパフォーマンスを引き出してハードにアタックすれば、不可能なことはなにもないよ」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合10番手
「今週末のコンディションは僕たちと相性が悪いということはわかっていた。経験を積み、ペースノートを最新の情報にアップデートする1日だった。午後は少し調子が上がったけど、同じ作業を続けていた。ステージをこなし、この週末から最大限の経験を得ようとしていたんだ」

■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合首位
「とてもいいラリーのスタートを切ることができた。昨シーズン優勝した時の思い出がよみがえるよ」

「ミスもなく、マシンの中で信じられないくらいポジティブな気持ちで、1日を通して着実な走行ができた」

「まるで故郷にいるような気分だ! 可能な限りどこででもリードを広げることに集中していた。20秒のギャップは悪くない。明日はライバルたちが近づいてくるだろう」

「だから今日のうちにアドバンテージを最大限に活用しなければならなかったんだ。とてもうまくいったね」

「天気予報によると週末は雨が降るかもしれないということだし、明日の予定はいくつか長いステージが組まれている。それでも今は、今日の出来に満足しているところだ」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合2番手
「初日は好調だったよ。ステージのコンディションは、ゆるいグラベルが多くてとてもトリッキーだった。つまり走行順が早いと掃除役をやらなければならなかった」

「僕から見ればすべてのステージでうまくいったと思うし、順位には概して満足している。午後の長いステージ(シャーウッド2回目)ではソフトタイヤを履いていて少し苦戦した」

「そのせいでやりたいようにプッシュしていけなかったけど、それでもそこそこのペースを出すことができた。クリス(・ミーク)との2位争いはかなりの接戦だった」

「一方でアンドレアスは先頭で非常に強力だった。今週末は間違いなく優勝を目指したい。明日はもっと有利な出走順だし、戦いへの意気込みは十分だ」


●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合7番手
「このシーズン最後のイベントをこのように始めたくはなかった。これまでのところ、いろいろなことがしっくりこない。はっきりした理由はない」

「ただすべてに重要なリズムを掴めていないんだ。今晩データをよく調べて、明日のステージで改善できることがないか見てみるつもりだ。いつもならとてもフィーリングの良いイベントだから、プッシュし続けるよ」

「観客たちからあんなサポートがあるなんて素晴らしいね。ここにはニュージーランド人もたくさんいて、そのおかげで最高の雰囲気だ。これからが勝負だと確信している」

■シトロエン/シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)/デイ1総合3番手
「SS3で小さいミスをしてタイムを失ったことには少し苛立ったけど、今日は楽しめた。コーナーに差し掛かるところでスピードを出し過ぎ、道を外れて茂みに突っ込んでしまったんだ」

「止まってバックし、(マシンを)ターンさせてコースに戻らなればならなかったけど、そこで10秒前後は失ってしまった。それを除けばすべてうまくいったし、マシンの中でとても落ち着いていられた」

「2回目の走行は面白かった。チームによってタイヤ選択が大幅に違っていたけど、僕たちにはタイヤ選択の余地はほとんどなかったんだ。明日の出走順は有利になるだろう。おそらくそれが一番重要なことだ」

●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/デイ1総合5番手
「すべて順調というわけではなかったけれど、ここでの初走行にしては好調な1日だった。今朝はとても良い気分で、C3 WRCとまさに一体になっていた」

「午後は難しくなった。いくつか小さい問題があってマシンのポテンシャルをほとんど引き出すことができなかったんだ。総合5位に戻れて満足だけど、表彰台からそれほど離れているわけではないよ!」

●ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC)/デイ1総合9番手

「今日は望んでいたような1日ではなかった。状況がよくわからないんだけど2度のパンクがあり、そのせいで30秒近くタイムを失ってしまった。それでも今日の走行にはポジティブな点があったよ」

「すべてうまくいっているときは、僕のタイムはクレイグ(・ブリーン)のタイムに近かったし、トップ5入りをなんとか達成した。明日はもう少し運に恵まれるよう願っているよ」

■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合4番手
「最初のSSでインターコムが故障し完璧なスタートにはならなかった。全力で攻めている時こそコドライバーの指示が重要になるが、声が聞こえずに苦労した」

「さらに、最初のSSではフロントのスプリッターも失い、ハンドリングに少なからず影響が生じたよ。しかし、午後にはクルマが良くなり満足できる走りができたと思う」

「 森林ステージでは4番手にポジションを上げることができたから、明日のデイ2ではより良い出走順で走行できる」

「このラリーでは総合5番手以内に入っていないと翌日に不利な路面コンディションで走ることになるが、5番手以内につけていれば良い出走順が得られ表彰台を狙って戦うことができるため、満足している」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合4番手
「大変な初日だったが、午後は状況が良くなった。午前中のSSではパワーステアリングに問題が発生し苦労したが、サービスでメカニックが完璧に修理してくれた結果、問題は解決したよ」

「同じステージをパワーステアリングが機能しない状態と、修理されて完璧な状態で2回走ったけど、あまりの違いの大きさに驚いた。パワーステアリングが正常に働かないと、グリップがきちんと感じられないことが分かり、ある意味とても新鮮だったね」

「 また、日中のサービスではフロントサスペンションを硬めに調整したけど、その結果ドライブを楽しめるようになった」

「明日は早い出走順で走ることになるけど、それも良い学習の機会だと考えている。明日からはクルマの限界まで攻め、最終日のパワーステージでは最大ポイントを獲得できるように頑張りたいと思うよ」