11月14~15日にスペインのバレンシア(リカルド・トルモ)サーキットで行われたMotoGPオフィシャルテストに参加したモビスター・ヤマハ・MotoGP。マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシのふたりは2日間合計で271周を走り込んだ。
チームは2日間のテストで、2018年仕様のエンジンやシャシー、複数のマシンセットアップをテスト。新シーズン開幕に向けたデータを収集している。
テスト初日に80周を走り込んだビニャーレスは、2日目も66周と精力的に走行。マシンセットアップを煮詰めながら5番手タイムとなる1分30秒640を記録した。
ビニャーレスと同様、ロッシもマシンのセットアップを煮詰めながら周回。テスト2日目だけで2レース分の距離に相当する62周を走り込んだ。ベストタイムは1分30秒724で7番手タイムだった。
「今日はエンジンを中心に作業を進め、理解を深めることができた。進むべき方向も見えたから満足だ」とビニャーレス。
「この2日間、チームとしっかり働いた。昨日のほうが快適にバイクを乗りこなせたけど、それはサーキットのコンディションが変化したことが要因で、とにかく満足しているよ」
「(1月下旬にマレーシアで行われる)セパンテストでは1日は雨が降ってほしいね。そうすればウエットコンディションでのセットアップを進められるから、僕たちには完璧なシチュエーションになる」
ロッシは「今日はエンジン周りでテストを行い、方向性を決める必要があった」と走行を振り返った。
「長い1日だったけど、ポジティブな内容だった。ほかにもやるべきことが多く、最高ではないが、まずまずの結果が出せたと思う」
「とにかく今日はエンジンに集中して作業を進めていたから、ほかのことについては理解を深めてはいない。次のマレーシアが楽しみだ」