インディカー・シリーズに参戦するAJフォイト・レーシングは、2018年のドライバーに19歳のマテウス・レイストを起用することを発表した。
2017年はホンダからシボレーエンジンにスイッチしインディカーを戦ったAJフォイト。カルロス・ムニョスとコナー・デイリーという若手コンビを起用するも下位に低迷してしまった。
チームを改革すべく2018年のドライバーにベテランのトニー・カナーンを起用することをすでに発表し、11月16日にはカナーンのチームメイトとしてブラジル人の若手ドライバーのレイストを抜擢したことを明らかにした。
2016年のイギリスF3王者のレイスト。2017年はカーリンからインディ・ライツに参戦。3勝を挙げシリーズ4位という活躍を見せた。
アメリカン・モータースポーツのレジェンド、AJ.フォイトは、レイストに新しいニックネームを付け、彼の評価を語った。
「2018年に向け新たなスタートを切りたかった。トニーのような経験豊富なドライバーと“マット”のようなハングリーな若いドライバーの組み合わせはうまくいくだろう。インディライツで彼を見ていたし、彼はインディアナポリスモータースピードウェイで行われたフリーダム100を制した」
「多くのことを学ぶ必要があるが、彼はすぐに学習すると思う獅子、インディカーでもうまくいくと思っているよ」
19歳6カ月とグラハム・レイホールやマリオ・モラレスに次ぐ若さでインディカーフル参戦を迎えるレイストは、「これは僕のキャリアにとって特別な瞬間であり、とても感謝しているよ。レジェンドであるAJのためにドライブするなんで信じられないね」
「自分が子供だったころにアイドルだったトニー・カナーンがチームメイトになることも信じられないよ。トニーと僕は異なる世代だけど、彼と一緒にトラックに居て、できる限りのことを彼から早く学びたいんだ。それは喜びになるだろうね」とコメント。
ブラジル人コンビで戦うことにカナーンは、「フォイトやABCレーシングファミリーのチームメイトとしてマテウスを迎えることができてうれしいね。非常に才能のあるドライバーであり、彼には明るい未来が待っている。一緒に働いて、AJフォイト・レーシングを次のレベルに導くことを楽しみにしているよ」と語っている。