第64回マカオグランプリは11月17日、ギア・サーキットでFIA GTワールドカップのフリープラクティス2が行われ、ロビン・フラインス駆るアウディR8 LMSがトップタイムをマークした。吉本大樹のポルシェは、このセッションでクラッシュを喫している。
走行2日目を迎えたFIA GTワールドカップのフリープラクティス2は、快晴に恵まれた11月17日の10時から走行がスタートした。開始から積極的にタイムを縮めていったのは、アウグスト・ファーフスが駆るBMWチーム・シュニッツァーのBMW M6 GT3。また、アウディ勢も前日よりペースを上げていった。
そんななか、開始から10分を過ぎたところで、一度赤旗中断。これはすぐに解除されたが、開始から18分というところで、吉本大樹がドライブするハブオート・レーシングのポルシェ911 GT3 Rが、山側でクラッシュ。マシン左側を大きく破損してしまった。吉本に怪我はなかったが、「右側をヒットして逆側のガードレールに当たってしまった」と悔しそうな表情を浮かべた。
再開後、終盤に向けてアタックが展開されていくが、ここで2分18秒507というタイムをマークしたのはフラインス。次いでファーフスのBMW、マーカス・ポマー(アウスト・モータースポーツ)のアウディが続いた。前日のフリープラクティス1で上位を占めたメルセデス勢はダニエル・ジュンカデラ(メルセデスAMG・チームドライビングアカデミー)が4番手となった。
ランガー・バン・デル・ザンデのドライブで今回実戦デビューを飾っているホンダNSX GT3は、この日も陽光の下でホンダワークスカラーを輝かせ走行。前日よりもセットアップが進んでいるようで、2分21秒149とタイムを上げた。