第64回マカオグランプリは11月16日、ギア・サーキットでFIA F3ワールドカップの予選1回目が行われたが、その後行われた車検で6番手につけていた関口雄飛(B-Max Racing Team)のタイムが抹消された。
2年ぶりにマカオに挑戦している関口は、16日午前に行われたフリープラクティス1では、セッティングに苦しんだものの、大きくセット変更を施して挑んだ予選1回目で「フィーリングがすごく良くなりました」とジャンプアップ。積極的にタイムを縮め、ヨーロピアンF3勢と競り合う2分13秒683を記録。他の日本勢同様にまだ余力を残した状態で、6番手で予選1日目を終えていた。
しかし予選後に行われた車検で、前後ウイング等の位置に1~3ミリのわずかなズレがあることが指摘され、予選1回目のタイムが抹消となった。このズレは修正が可能なものであり、チームは再度マシンを調整し、11月17日のフリープラクティス2、予選2回目に向けて関口を送り出す。予選2回目で好タイムを記録すれば、ふたたび上位グリッドを目指すことが可能だ。