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ウォン・カーウァイ監督作『欲望の翼』、デジタルリマスター版が2018年2月公開へ

2017年11月17日 09:02  リアルサウンド

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 ウォン・カーウァイ監督作『欲望の翼』が、デジタルリマスター版として、2018年2月よりBunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開されることが決定した。


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 本作は、『花様年華』『恋する惑星』『ブエノスアイレス』などを手がけたウォン・カーウァイ監督が、世界的な注目を浴びるきっかけとなった監督第2作。レスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュンら豪華キャストとともに、1960年代の香港に暮らす若者たちの恋愛模様を描き、各国の映画祭でセンセーションを巻き起こした。


 クエンティン・タランティーノ監督や『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督も影響を公言し、2015年にNY・メトロポリタン美術館で行われた「鏡の中の中国」展の芸術監督も任されるなど、ジャンルや国境をも超えて今なお熱烈に支持されるカーウァイ監督。その作品群の中でも『欲望の翼』は2005年以降日本での上映権が消失しており、今回の上映劇場であるBunkamuraル・シネマが今年初夏に開催したウォン・カーウェイ特集上映でも本作の上映は叶わず、スクリーンでの上映は実に13年ぶりとなる。


 あわせて公開されたポスタービジュアルでは、主人公ヨディ(レスリー・チャン)がスー(マギー・チャン)に語りかけるセリフ「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れないーー」とともに、登場人物たちの姿が収められている。(リアルサウンド編集部)