2018年にトロロッソ・ホンダのレースドライバーとなることが発表されたピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーが、初のF1フルシーズン参戦が決まった喜びを語った。
チームは16日、2018年にガスリーとハートレーを起用することを正式に発表した。
レッドブルのジュニアドライバーのガスリーは、今季F1第15戦マレーシアGPでダニール・クビアトに代わる形でトロロッソからF1デビュー。その後もスーパーフォーミュラと重なったアメリカGP以外はトロロッソで走っており、引き続き2018年のシートを確保することができた。
「2018年にスクーデリア・トロロッソでレースができることになり、ものすごくうれしい。来年は初めてF1でフルシーズンを走ることになる」とガスリー。
「僕がここにくるまでサポートをしてくれたすべての人たちに感謝したい。レッドブル、トロロッソ、家族、そして下位カテゴリーで僕を支えてくれた人たちだ。すごく興奮しているし、アブダビと来年1年を通して全力を尽くそうと、やる気に満ちている」
ハートレーは、かつてはレッドブルのジュニアドライバーだったが、傘下を離れた後、WECで活躍、2015年と2017年にはドライバーおよびマニュファクチャラータイトルを獲得、2017年ル・マン24時間レースでも勝利した。
F1の世界を離れてもレッドブル首脳陣にコンタクトし続けたといわれるハートレーは、ガスリーが出場できないF1アメリカGPでトロロッソに抜擢され、驚きのF1デビューを飾った。それ以来、WECとF1の両方に参戦し、忙しいシーズン終盤を送っている。
「来年トロロッソのF1ドライバーを務めることが決まって、最高の気分だ。突然訪れたチャンスを2018年のF1シートにつなげることができ、喜びを感じる。これ以上ないほどハッピーだよ!」とハートレー。
「僕を信じて二度目のチャンスを与えてくれたレッドブルとトロロッソに感謝したい。夢はかなうんだね」
「この忙しいシーズン終盤をいい形で終えることを目指して、これまで以上に懸命に仕事にあたるつもりだ。そして新しい年には最初から強さを発揮したい。チャレンジは望むところだよ!」
トロロッソは2018年、パワーユニットをルノーからホンダに変更、新体制で臨む。