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ホンダ、FIA GTワールドカップ開催中のマカオでNSX GT3をアジア向けにお披露目

2017年11月17日 02:12  AUTOSPORT web

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ホンダNSX GT3の発表会に出席したバン・デル・ザンデと3人のWTCCドライバーたち
11月16日、ホンダはFIA GTワールドカップが開催されているマカオグランプリの期間を使って、2018年から世界的にデリバリーが予定されているホンダNSX GT3のお披露目を行った。

 すでに17年から北米ではアキュラNSX GT3として活躍している新型NSXは、18年からヨーロッパ、アジアでのデリバリーを目指し、ブランパンGTシリーズのスパ24時間ですでにお披露目されていた。今回、多くのワークスが揃うFIA GTワールドカップ開催期間中のマカオで、アジア圏で初めてお披露目されるとともに、ランガー・バン・デル・ザンデのドライブでレースにも1台が登場。『ホンダ』ブランドでの実戦デビューを飾っている。

 WTCC世界ツーリングカー選手権でもホンダの活動を担うJASモータースポーツがヨーロッパでの販売・サポートを担うこのNSX GT3は、今回のGTワールドカップのようにプロドライバーが駆ることもあれば、多くのGT3耐久レースのようにジェントルマンドライバーが駆ることも想定され、ドライブ、メンテナンスとともにユーザーフレンドリーが重視されているという。

 この日の発表会には、日米欧のホンダ関係者がそろったほか、マカオGPのギアレースとして開催されるWTCCに参戦中のノルベルト・ミケリス、エステバン・グエリエリ、道上龍も出席。また、GT3レースを生んだSROモータースポーツ・グループのステファン・ラテルも出席し、GT3マニュファクチャラーとしてホンダが加わったことに喜びを述べた。

 また、アジア圏でのお披露目ということもあり、この日はブランパンGTシリーズ・アジアに参戦するチームなど、アジア圏のレーシングチームのウェアを着た出席者も数多く姿をみせており、関心の高さをうかがわせた。

 NSX GT3はシビックTCR等とともに、カスタマーレーシングの柱としてホンダのモータースポーツ活動の中心のひとつとなりそう。16日に初走行となったGTワールドカップでは、1995年にル・マン24時間のGT2クラスでチーム国光が優勝を飾ったときと同じ『84』を背負い、その勇姿をみせた。新NSXの海外でのレーシングヒストリーは、マカオから本格的にスタートすることになりそうだ。