トップへ

MotoGP:初公式テストを終えた中上、マシンの理解進むもライディングポジションは「不完全」

2017年11月16日 20:42  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

中上貴晶/LCRホンダ・イデミツ
11月15日から2日間行われた2018年シーズン最初のオフィシャルテスト、バレンシアテストでMotoGP公式デビューを果たしたLCRホンダ・イデミツの中上貴晶はMotoGPマシンと電子制御を理解することを中心にテストに取り組んだと語った。

 中上はテスト初日、76周を周回。66周目に1分32秒723を記録し、ルーキー勢のトップとなる17番手で初日を終えた。

 中上は「一番の優先事項はバイクと電子制御を理解することです。それはとても難しかったので、ポジションやラップタイムは気にしていません。バイクにのることはとても嬉しいです。毎周、楽しんで走りました」と初日を振り返った。

 テスト2日目も、初日に引き続きバイクの理解を進めた中上。ライディングポジションの調整を中心に進め、62周を周回。最後の周で転倒を喫したが、1分31秒867を記録し17番手とルーキー勢2位で最初のテストを終えた。

「少し改良を加えましたがライディングポジションを決めるには、まだ不完全でした」と中上。

「(ポジションは)前がきつかったので、少しスペースを増やしました。他にも、いくつかの異なるマッピングを試しましたが、シャシーは同じものをつかいました」

「(初日と同じで)最初の優先事項は、より多く周回してバイクを理解することです。新しいクルーのチーフ、ラモン・オーリンは非常に経験豊かで、役立つ多くの情報を僕に教えてくれますし、僕たちは改善してお互いを知り合っています。チームは素晴らしかったです」

「僕たちは、へレスで2日間のテストを予定していて、計画を立てているところです。(セパンテスト前に)バイクについてもっと学ぶことができます」