ネオマーケティングは11月16日、「ビジネスパーソンの疲労に関する調査」の結果を発表した。調査は今年10月にインターネットで実施し、21~69歳のビジネスパーソン1000人から回答を得た。
最も疲労を感じる時期を聞くと、最も多かったのは「10~12月」(38.3%)だった。具体的に聞くと、
「年末は特にバタバタしていて忙しいし、忘年会等の飲み会も続くので、体調的にもしんどいから」(38歳男性)
「日中の明るい時間が減り、夕暮れも早いので気分的に疲れる」(46歳女性)
などという声が寄せられた。また1年を通して最も忙しさを感じる時期1位も「10~12月」(43.6%)となっている。
社会人の8割が「疲労がたまりやすい」と回答
疲労を感じる時期2位は「7~9月」(25.4%)で、理由として「夏バテや熱帯夜による睡眠不足などで疲れがたまる」(51歳女性)、「エアコンの使用で体温調節が難しい」(39歳男性)があがっている。
3位は「1~3月」(22.8%)で、「年始のバタバタで疲れる」(28歳男性)という人や「寒さのせいか体内の巡りが悪くなりやすい気がする」(36歳女性)という人がいた。4位「4~6月」(13.5%)は年度始めで忙しいことや、花粉症の時期と重なることなどが挙げられた。
自身は疲労がたまりやすいタイプかと聞くと、「疲労がたまりやすい方だと思う」(32.8%)と「どちらかといえば疲労がたまりやすい方だと思う」(42.2%)の合計75.0%となった。
連休前に体調を崩した理由、「日頃の疲労」が7割
直近1年以内に、連休前に体調を崩した経験があると回答した人は38.4%。時期としては「年末年始の連休」が56.3%で、最も多かった。次いで「ゴールデンウィーク」(38.8%)、「お盆の連休」(26.3%)、「有給休暇を使用した連休」(16.1%)などと続く。
体調を崩した理由として最も多かったのは「日ごろの疲労で」で70.4%にのぼる。他にも「風邪がはやっていたので」(35.2%)、「気が抜けて」(31.9%)などが上位に入っている。しかし中には「遊びすぎて」という人も4.6%いた。
体調管理のために普段気を付けていることを聞くと「睡眠」(69.5%)と「食事」(50.6%)が多いようだ。どのような時に疲労感が取れたと感じるかを聞くと、上位3位は「起床時」(55.0%)、「入浴時」(23.1%)、「趣味や娯楽を楽しんでいるとき」(17.7%)となった。その一方で「疲労感が取れたことを実感することはない」も14.4%いる。