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マイケル・ジャクソン長男、幼い頃は「父がスーパースターだとは知らなかった」

2017年11月16日 17:33  Techinsight Japan

Techinsight Japan

プリンスさん「父が偉大なスターだと知り驚いた」(画像は『Prince Jackson 2016年12月23日付Instagram』のスクリーンショット)
故マイケル・ジャクソンの長男プリンスさんも、すでに20歳。今も亡き父を敬愛する彼はロサンゼルスでチャリティ団体を設立し、恵まれない環境にある子ども達を救おうと活動を展開している。

生前、団体「Heal the World Foundation(チャリティ基金)」を立ち上げ、貧困問題などに取り組むべく尽力したマイケル・ジャクソン。とても優しく貧しい人達を放っておけなかったという彼について、マイケルの母は「息子は素晴らしかった」「誰かが通りの角で物乞いをしているのを見かけると、マイケルは車を停めてポケットに入っているお金を全部差し出していたわ。300ドルや400ドル、時にはもっとあげていたこともある」とも明かしたことがある。

そんな父の背中を見て育った長男プリンスさんも「Heal Los Angeles」という団体を設立。里親に世話をしてもらえる年齢を超えてしまった子ども達のサポートなどに精を出すプリンスさんは、『TODAY』のインタビューでこう語っている。

「僕達がしている仕事を、父も絶対に誇りに思ってくれるでしょう。社会に対しお返しをしていることもです。」
「父は、僕達きょうだいが(このようなチャリティ活動に精を出すよう)育ててくれました。」

だがプリンスさんは、「マイケルの全てを受け継いだワケではない」という。

「僕には踊りができなくて…。本当に悲しいことです、あのような遺伝子を受け継げなかったのですから。」

ちなみにプリンスさんや彼の妹と弟は、大きくなるまで父親が“世界を熱狂させたスーパースターだ”とは知らなかったそうだ。

「そうなんです。自分のしている仕事を、僕達にはあまり見せたがらない人でしたから。」
「ずいぶん大きくなるまで、父が“キング・オブ・ポップ”と呼ばれていたことも知りませんでした。父のショーやパフォーマンスのビデオを観たのですが、女性ファンだけでなく男性ファンまで失神している姿が映っていて、すごいと思いましたよ。」

そのマイケルも2009年に他界。遺児3人は大変傷ついたというが、父から受けた愛情を忘れてはいない。プリンスさんは18歳になった時にTwitterを更新し、父マイケルへの感謝の言葉を以下のように綴っていた。

「父は、過去も今も、偉大なる人物です。父は僕に命を与えてくれただけでなく、一角の人間になるチャンスをも与えてくれました。」

最も父の死にショックを受けたと言われる妹パリスはモデル、そして女優として活動を開始している。プリンスさんも立派に父の遺志を受け継いでいるほか、末っ子もすでに15歳になっており年齢のわりにずいぶんシッカリしているという。

「父には見本になるようにと常に教わっていました。だから僕は良いお手本になりたい。人を助けることを楽しみ、そして世の中を変えて行く。人々にも同じように行動するよう背中を押したいのです。」

20歳になったプリンスさんは、マイケルの博愛精神を受け継いでいる。天国のマイケルも立派な青年に育った長男を、目を細めて見守っているのではないだろうか。

画像は『Prince Jackson 2016年12月23日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)