トップへ

【受験生ピンチ】九大入試と安室、エグザイルの福岡公演の日程が重なる すでに満室になるホテルも

2017年11月15日 13:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

来年、九州大学を受験する人は、早めに宿の確保をした方がよさそうだ。九大の入試が実施される2018年2月25日に、安室奈美恵さんとEXILE THE SECOUNDのコンサートが福岡で開催されるからだ。

11月14日には、あるユーザーが「…安室奈美恵の…福岡公演が…九大の…二次試験の日と…被ります…九大を…受ける可能性が…少しでもあるのなら…一刻も早く…宿を取るのです…」というツイートを投稿し、話題になっている。

福岡ヤフオク!ドームも九大の試験会場も博多駅の周辺

安室さんのコンサートは、2018年2月24日と25日に福岡ヤフオク!ドームで開催される。安室さんは同年9月での引退を発表しており、今回のコンサートツアーが最後のツアーとなる。チケットの販売枚数は非公表だが、同ドームの収容人数は3万8585人に近い人数が福岡に殺到するとみて間違いないだろう。

チケットは現在、ファンクラブ先行で申し込みを受け付けており、11月28日には抽選の当落が発表になる。早ければ28日には、安室さんのファンがドーム周辺の宿泊施設を予約し始めるだろう。

同じく24日と25日にはEXILE THE SECOUNDのライブも行われる。会場のマリンメッセ福岡は、博多駅からバスで約15分だ。チケットの一般発売が9月に始まっているため、ファンはすでに宿泊施設を確保している可能性が高い。

一方、九大の入試(前期日程)は、25日と26日に行われる。学部によって試験会場が異なるものの、法学部などの試験が行われる箱崎キャンパス(箱崎九大前駅)や医学部などの病院キャンパス(馬出九大病院前)はいずれも博多駅から電車で10分ほどだ。

センター試験を利用した第一次選抜の結果発表がいつになるのかまだ決まっていないが、今年は2月8日だった。第一次選抜の合否が判明してから周辺の宿を確保しようとしても、すでに埋まっている危険性がある。

こうした事態に、ネットでは「九大受ける人たち大丈夫かな」「早めに宿を押さえたほうがいい」と受験生を心配する声が溢れている。

福岡市内のホテルでは「2月24日はすでに満室」

福岡市内のホテルの担当者は、キャリコネニュースの取材に対して、「2月24日はもう満室になっている」と明かした。

「土曜日という元々予約の多い曜日ということもあり、既に24日は満室になっています。周辺でコンサートが行われる時は大抵満室になりますが、嵐や三代目J Soul Brothersのコンサートが行われた時は何か月も前から満室でした」

同ホテルでは受験生用のプランも用意しているというが、九大の受験生はすでに24日の利用が叶わない形だ。

こうした宿泊施設不足は今年の九大入試でも発生していた。2月25日、26日に実施された九大の入試とヤフオク!ドームで行われた三代目J Soul Brothersのライブ、マリンメッセ福岡でのRADWIMPSの日程が重複していたのだ。そこでJR九州は2月24日~26日の2泊3日限定で、社員寮を受験生に無償提供していた。

2018年も同様の対策は取られるのか。同社の担当者に問い合わせたところ、「来年の実施については未定」だという。

宿が予約できなければ、受験生にとっては一大事。「せめて国公立の試験日にはライブなんてすんなよと思ってしまう」というツイートにもあったように、アーティスト側には配慮してほしいところだ。