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フランスから熱烈ファンも。“ドリキン”土屋圭市、ロジクールのゲームイベントでファンと激闘

2017年11月15日 12:32  AUTOSPORT web

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ロジクールのイベントに登場した土屋圭市氏
PCやゲーム用周辺機器を手がけるロジクールは11月14日、東京秋葉原の『e-sports SQUARE』で“ドリキン”こと土屋圭市を招いたイベントを開催した。

『Logicool G Presents ドリキンと対戦!』と題し行われたこのイベントは、ロジクール製のハンドルコントローラー『G29 Driving Force』のプロモーションを目的としたもの。

 土屋の登場に先立ち、ロジクールのクラスターカテゴリマネージャーを務める塩谷一生氏は、今回のイベント開催の経緯を「ロジクール社内でハンドルコントローラーを盛り上げようという話になり、半日かけて会議をしたんです。そして、昼食の時にふと“ドリキン”の名が出てきました」と説明した。

「プロのドライバーとコラボすることで、ハンドルコントローラーのユーザーとの距離を縮めることができるのではないかと思い、このプロモーションを企画しました」


 その後、イベントに土屋が登場すると、会場からは大きな拍手が。土屋も「秋葉原なんて人生で来ること無いんですけどね。ロジクールのおかげでここに来れました」と軽快なトークで会場を盛り上げ、まずはトークショーがスタート。

「一昔前まではゲームのことをすごく馬鹿にしてたんですけどね。スーパーGTでは(ヤン・)マーデンボローがゲームからレーシングドライバーになりましたからね。あれはびっくりしました。そこからゲームってそんなにすごいのかと興味を持ちました」

 現行車で乗りたいクルマは何かと聞かれると「R35ニッサンGT-R NISMO 2017ですね。あれめっちゃいいですね」と即答。「トヨタにはずっと言ってるんだけど、トヨタ86にスバル・インプレッサのエンジン載せたら買うよって」というエピソードも披露。

 また、現在は「休日はずっと犬と遊んでいますよ」という土屋だが、「現役時代は毎日腹筋、背筋、腕立て30回を1日3本。夜にランニングというのは26年間毎日やってました」と現役時代の
生活を振り返った。

 トークショーのあとは、土屋と会場に集ったファンがG29ステアリングコントローラーを使って戦うメインイベント、『ドリキンと対戦』がスタート。このイベントのためにフランスから来日したという熱列な土屋ファンのエンリケさんが勝負を挑んだ。

 レース中は力が入りすぎたか、土屋のハンドルが台座から外れてしまうハプニングが起きたものの、プロドライバーとしての意地をみせて勝利を収めると会場からは拍手が沸き起こった。

 その後は抽選で選ばれた3人のドライバーが土屋と対戦。土屋は徐々にG29ステアリングコントローラーとマシンに慣れはじめ、安定した走りを披露したものの、1勝2敗と負け越してしまう。

 当初はここで対戦は終了するはずだったが、「だんだんG29がわかってきた! もうひとり対戦しよう」と土屋は再戦を要求。急きょ、4人目のドライバーが抽選で選ばれた。

 最後の挑戦者はふだんトヨタ86で実際にレースも戦っているという強者。土屋とともに好バトルを演じたが、ここは僅差で土屋が勝利。会場を盛り上げた。

 対戦後、土屋は「ゲームのことは馬鹿にしてたんですけど、G29のおかげで今では楽しめるようになりました。今日は雨のなかお越しいただきありがとうございました」と語り、イベントを締めくくった。

 また、ロジクールは同日、土屋がトヨタ86で筑波サーキットでドリフトする模様を収めたVR(バーチャルリアリティ)動画、『Ride with the Drift King』も公開した。スマートフォン用のVRゴーグルなどを使用することで、実際に“ドリキン”操るマシンの助手席に座っているような感覚を味わえるので、ゴーグルをお持ちの方は体験してみよう。