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小出恵介の代役は大谷亮平、無期限活動停止を受けて再撮影 映画『妻ふり』

2017年11月14日 13:51  CINRA.NET

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大谷亮平
映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の代役キャストが発表された。

榮倉奈々、安田顕、野々すみ花に加えて、小出恵介が出演していた同作。小出が未成年と飲酒および交遊したことから無期限活動停止となり、降板となった。その後、再撮影と公開時期を一時調整していたという。

小出の代役となるのは大谷亮平。安田顕が扮するじゅんの後輩・佐野役を演じる。今冬に必要部分の再撮影を行ない、2018年初夏の公開を目指す。当初は2018年春の公開を予定していた。

プロデューサーの宮前泰志(カラーバード)は経緯について「出演者降板の事態をうけて、関係各所と協議を重ねてきました。監督をはじめ、作品に関わったスタッフ・出演者の皆さんとも本作を観客に届けたいという想いは一致しており、また『劇場で観たい』『公開をやめないで欲しい』という声がSNS上で見受けられたり、配給会社にも多数届いたことにも勇気づけられ、多くの方々の協力を得て、この度の再撮影と再編集を実現させることが出来ました」とコメント。

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』は、2011年に「Yahoo!知恵袋」に投稿された「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」という文から始まる質問をもとにした作品。この質問にインスパイアされたクリエイター「ほぼ日P」が、初音ミクが歌う同名楽曲をニコニコ動画に投稿して話題を集めたほか、ichidaのイラストでコミックエッセイ化もされた。

映画版では、不思議な行動を繰り返す妻・ちえ役を榮倉奈々、冷静なちえの夫・じゅん役を安田顕が演じる。ワニに食べられる、頭に矢が刺さるなどの「死因」による死んだふりを繰り返すちえと、呆れながらもやがて不安を覚えていくじゅんのコミュニケーションを描くハートフルコメディー作品になるという。監督は『デトロイト・メタル・シティ』の李闘士男。

■宮前泰志(カラーバード)のコメント
出演者降板の事態をうけて、関係各所と協議を重ねてきました。監督をはじめ、作品に関わったスタッフ・出演者の皆さんとも本作を観客に届けたいという想いは一致しており、また「劇場で観たい」「公開をやめないで欲しい」という声がSNS上で見受けられたり、配給会社にも多数届いたことにも勇気づけられ、多くの方々の協力を得て、この度の再撮影と再編集を実現させることが出来ました。ご賛同いただいた方々には感謝が尽きません。

新しいキャストには大谷亮平さんに加わっていただきます。作品のテーマ・キャラクターなどについて監督を交え、深い話し合いをできています。より良い作品にしていくべく準備中ですが、完成は私自身も楽しみにしていますし、ご期待いただければと思います。