最終戦バレンシアGPでアティラプワパが21位
鳥羽は24位でゴール
2017年11月12日(日)
Rd.18 バレンシアGP バレンシア・サーキット
コンディション:ドライ
気温:20度 路面:20度
2017年シーズンの最終戦となった第18戦バレンシアGPで、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパが21位でゴールしました。チームメートの鳥羽海渡は24位で完走し、チェッカーフラッグを受けました。
11列目31番グリッドからレースに臨んだアティラプワパは、オープニングラップで26番手に浮上。その後も、このウイークの自己ベストタイムを更新しながら安定感のあるペースで周回を続け、無事にゴールラインへと到達しました。
鳥羽は7列目20番グリッドからのスタートでしたが、序盤に27番手まで順位を落としてしまいます。そこから追い上げを開始しましたが、後方集団に飲み込まれて本来の実力を発揮しきれないまま、チェッカーフラッグとなりました。
ルーキーイヤーの2017年シーズンを終え、Honda Team Asiaと鳥羽・アティラプワパの両選手は、来シーズンこそ高い戦闘力を存分に発揮して戦うため、来るべき一年に向けた準備を早々に開始する予定です。
コメント
ナカリン・アティラプワパ(21位/40'36.822/+34.629)
「今日は前のグループについていければ上出来だと思っていたのですが、それよりもはるかにいい走りができました。昨日は体調が厳しかったのですが、今日は85%くらいまで復活したので、がんばって走ることができました」
「無理をせず、リラックスして走るように心がけていたので、それがいい方向に作用して、周回ごとにラップタイムを更新できる要因になったのかもしれません。レースは楽しみながら走り、たくさんのことを学べました」
「Moto3クラスには僕よりも速い選手がたくさんいるので、冬の間にしっかりとトレーニングをして、来シーズンはもっと強いライダーになれるようにがんばります」
鳥羽海渡(24位/40'37.923/+35.730)
「スタートで出遅れてしまって、ほぼ最後尾になってしまいました。そこから追い上げたのですが、十分にペースアップをできないまま、チェッカーフラッグになりました」
「今回のレースウイークはとてもフィーリングがよかったので、決勝レースがこういうリザルトになってしまって残念です。今年経験した悔しさをウインターテストでしっかりと活かして、来年こそはもっと高い位置で戦えるように、努力を続けます」
岡田忠之 チーム監督
「ナカリンは体調が万全ではない状態でしたが、スタートもうまく決めて、いいタイムを刻みながら最後までがんばって走りきってくれました。よくがんばったと思います」
「海渡は、決勝レースで土曜までのフィーリングを発揮できなかったことが残念です。今シーズンは、彼本来の力強さを発揮できずに終わってしまった感があります。両選手とも、この冬の間にしっかりとトレーニングに取り組めば、2018年はきっと彼ら本来の高いポテンシャルを発揮できるでしょう」